お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が2月22日放送の「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)に出演し、相方・児嶋一哉から“新生アンジャッシュ”としての洗礼を受けた。
不貞による1年8カ月の謹慎を経て、ついにアンジャッシュのコンビとしての活動再開に至った2人。復帰1発目となった15日放送回では、スーツにネクタイという正装で謝罪に徹し、ネットからは「お通夜ムード」などと指摘されていたが、この日は一転して明るい雰囲気となり、ついに渡部に笑顔が戻った。
オープニングではカメラに向かって深く一礼し、隣に立つ児嶋にも頭を下げた渡部。児嶋が「葬式のような」15日の放送回を振り返り、「収録後に写真を撮ったんですよね、2人で、ここで。俺が手をこう(前で組み)、お前がこうして(後ろで組み)、いきなり叩かれてんじゃねーかよ!」と、ネットで物議を醸した“手の組み方”騒動に言及。すると、渡部も「そうそう」と頷き、「もう本当に失礼しました」と反省してみせた。
また、「ここから始めようじゃないかということで、新生アンジャッシュじゃない?」と切り出した児嶋は「いろいろ提案がありまして」と、今後の進行役を児嶋が務めること、それに伴い、コンビの立ち位置を全番組で変更していくことを宣言。渡部もこの提案に同意すると、児嶋は「大島さん? 児嶋だよ!」のおなじみのやり取りも、「渡部が偉そうに見える」との理由で変更の必要があると提案。そこで児嶋が思い付いたのは、「大島さん? 児嶋だよ!」に続く、「お前イジるんじゃねーよ」と言ったあとに“好色な人”を意味するワードで呼び「渡部だよ!」と続けるという新たな掛け合いだ。児嶋は「これですよ。これでやっていこうかなと」と自信満々の表情だったが、渡部は笑いながら「全然俺はいいよ、いかようにでもしてほしいけど、それをじゃあ毎回やってくれるってこと? 俺に」と語った。
児嶋によると、渡部ばかりが児嶋をイジる以前のような構図では偉そうに見えることから、今後は児嶋もやり返すことで、バランスが取れると主張。渡部は、児嶋からの「OK?」との問いかけに、タジタジながらも「わかりました」と答えた。
「児嶋なりに今後のアンジャッシュとしての新たな立ち回りの方法を模索し、その答えが新ギャグの発明となりました。15日の放送回とは異なり、重苦しい空気とならないよう、終始スタジオを盛り上げようと必死になっていた感のある児嶋と、そんな児嶋からの提案を笑いながら受け入れ、新たな異名を頂戴した渡部には、ネットからも『手探りでやってる渡部さん見るの面白い』『なんかこの雰囲気、いいな』『やっと渡部が笑った! 嬉しい』『普通に復帰したてとは思えない笑笑 おもろすぎ笑笑』『なにより渡部が笑えてることが喜ばしい』『元気出てきてよかった』『こういうアンジャッシュも面白い。凄い新鮮味を感じた』などと好意的な反応が見られました。
ほかにも、児嶋は事務所の先輩であるオアシズ・大久保佳代子から過去にプレゼントされたというアンジャッシュの決めポーズについても、今後はコンビの登場シーンで使用していく方針であることを示唆。“新生アンジャッシュ”がどのようにフレッシュさを出していくべきなのかについて、児嶋が真剣に向き合っていることが伝わりました」(テレビ誌ライター)
果たして、児嶋による渡部への新イジりが、ほかのバラエティ番組でも炸裂するのはいつの日になるのか。アンジャッシュの新たなスタートを見守りたいところだ。
(木村慎吾)