3月2日放送の「お笑い実力刃」(テレビ朝日系)で人気企画「タメ伝~タメにならない伝記~」に出演したお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹。2人の「笑えるけれど全然タメにならない伝記」を作るために登場したお笑いトリオ・シティボーイズの大竹まことによると、大竹らと同じ事務所「ASH&Dコーポレーション」の後輩にあたる阿佐ヶ谷姉妹だが、実は事務所入りしたきっかけは「(シティボーイズのメンバーである)きたろうが(事務所に)入れるって言っちゃったから」なのだとか。事務所が開催する若手のお笑いライブに出演していた阿佐ヶ谷姉妹に対し、2人の出番が終わった後にきたろうが冗談で表彰状を読みだし、「阿佐ヶ谷姉妹をウチに入れます」と勝手に言ってしまったというのだ。
江里子は35歳、美保は34歳だったため、大竹は「お年も召していらっしゃるし、ピンクのドレスを着てコントをやってるヤツがいるか」と思ったが、「ASH&Dコーポレーション」に誰を所属させるかはきたろうによって決定されるため、阿佐ヶ谷姉妹の所属は決定。きたろうが「入れる」と言ったとたんに姉の江里子はボロボロ泣きだしたという。
「2人はその頃、1度は芸能事務所に所属したものの退所し、フリーとして活動中だったが仕事もあまりなく、ASH&Dコーポレーションに声をかけられなかったら芸人を辞めていたかもしれない状況だったのだとか。つまり、現在の阿佐ヶ谷姉妹があるのは、きたろうの冗談のおかげということ。この日の番組中も、大竹や渡辺正行からの過去の証言を聞いて江里子はボロボロと泣き、隣の美保はまったく表情を崩さないという見事なコントラストを見せたため、ネット上では『血縁関係のまったくない江里子さんと美保さんのこのキャラ差がたまらない』『こういう時の冷めた美保さんがツボ』『2人の温度差が伝わってくる。泣いている江里子さんをスンとした感じで放っておく美保さんだからいい』『意外と江里子さんのほうが美保さんなしではいられないのよね。爆笑問題の太田が田中なしではいられないのと同じように』といった声があがっています」(女性誌記者)
柄本明が座長を務める劇団東京乾電池の研究所で出会ってから11年後にコンビを組んだ阿佐ヶ谷姉妹。大竹に言わせれば「芸人からライバル視されない、芸人の皮を被ったエセ芸人」。そんな2人だからこそ、唯一無二の存在として世間から愛されているのだろう。