女優・寺島しのぶが4月17日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、脚本家・蓬莱竜太氏との交際を報じられた女優・伊藤沙莉について言及した。
この日の放送では、18歳上の蓬莱氏との熱愛がスクープされ、直撃記者への気さくな対応でも株を上げた沙莉について特集。報道後、ツイッターでは沙莉自身が「彼から猛アプローチっていうのはwww お互いにってやつですよ ひとまず、温かく見守っていただけると幸いです」と投稿し、交際の事実を認めていた。
今が旬の人気女優と脚本家というカップル誕生に世間は沸いているが、寺島は、恋愛が仕事に与える影響について意見を求められ、「相手によりますかね」とひと言。蓬莱氏に関しては「舞台の脚本家として凄い引っ張りだこの方で、人気脚本家なんです」と、その手腕を讃えている。さらに寺島は「羨ましいなって」ともコメント。スタジオがザワつく中、「だって、(脚本家の恋人が)女優さんだったら、その人のために書いてくれたりするわけじゃないですか」と持論を述べ、脚本家と交際することの“メリット”を指摘。しかし、沙莉の兄でお笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介からは「それはちょっと見てられないですけどね」と突っ込まれていた。
「才能あふれる脚本家との交際が発覚した沙莉に対する、素直な羨望の思いを口にした寺島でしたが、ネット上には『この発言は失礼すぎるのでは?』との見解が並ぶことに。最近では、映画監督やプロデューサーらが仕事をエサにして女優を誘い出し、関係を迫るといった悪質なケースが告発され、大きな物議を醸している現状があります。
もちろん、沙莉と蓬莱氏の交際はそうした報道とは全く関係ないものですが、寺島の発言により、仕事と私情を混同させる風潮が業界に蔓延しているかのような誤解を招くことから、『伊藤沙莉さんはそういうのを良しとしない人な気がするけどなぁ』『悪気ないのかもしれないけど、公の場での発言は考えて言ったほうがいいと思う』『うわぁ、これは寺島しのぶ、残念な発言。失礼だよね。沙莉さんにも脚本家さんにも。部長と付き合ってるんでしょー? いい仕事回してもらえていいよねーみたいな発言と同じ。言葉選んで話さないとね』『わざわざこれを言うかなと思う』『そう思うのは自由だけど、発言してしまうと事実関係なく、本当のことのようになるじゃん』『沙莉さんからしたら、“書いてもらえたり”とか言われたら、ちょっとカチンときたかも』などの批判が寄せられています。沙莉自身が即座に、蓬莱氏からの“猛アプローチ”ではなく、“お互いに”接近したことをSNSから強調したのも、そうしたイメージを抱かれたくなかったからかもしれません」(テレビ誌ライター)
役者として30年のキャリアを誇り、様々な恋愛のカタチを見てきたであろう寺島の経験談からくるコメントなのかもしれないが、こんなご時世だけに、いささか誤解を生む言い方だったのかもしれない。
(木村慎吾)