俳優のいしだ壱成が躁うつ病の治療のため入院することを、6月2日発売の「女性セブン」が報じた。
同誌によると、いしだは「精神的な浮き沈みが激しくて、もう、これ以上まわりに迷惑をかけたくないんです。ちゃんと入院して、心の病と向き合っていくことに決めました」と、取材を受けて告白。
5月中旬には「あのビルから飛んでやるわ!」などとツイートして精神状態が心配されていたいしだだが、昨年12月に離婚した後は芸能界復帰に向けてやる気に満ちていたという。しかし、周囲の期待に応えたい一心で仕事をどんどん引き受けた結果、スケジュールがめちゃくちゃになってしまい、オーバーワークや不眠で体調が悪化。その結果、躁うつ病が再発してしまったという。
いしだは躁うつ病について「10代の頃からのつきあい」としつつ、薬を飲みながら活動を続けてきたが症状がひどいとベッドから起き上がれず、何をやってもダメなほど悪化。薬の効果が切れると手が震えるようになったため知人の紹介で病院に行ったところ、ドクターストップを宣告され即入院を勧められたという。入院期間は短くて2週間、長ければ2カ月ほどだとか。
これまでいしだは、心の病で入院したことがなかったため「正直怖い」としつつも、マネージャーや周囲に報告すると安心してくれたためすぐにでも入院するつもりだという。加えて、入院治療をすることにした理由として「3才の娘に、俳優としての姿を見せたいですしね」と語った。
ネット上でも《ゆっくりと休んでください。復活待っています。季節の変わり目は体調不良になりがちですよね。心配です》《早く治すためにはちゃんと入院した方がいいね。大変だろうけど頑張ってください》《仕事受けまくってた時は躁状態だったんだろうね。自分で感情のコントロール出来ないから大変だよね。お大事にしてください》など労いと応援の声が数多く寄せられている。
「最近は女優の深田恭子や戸田恵梨香、広瀬アリス、仲間由紀恵、タレントの松井珠理奈などが心身の不調を理由に休養や治療に専念するケースが増えています。
6月1日には俳優らが加入する日本芸能従事者協会が心のケアを行う相談窓口『芸能従事者こころの119』を開設しました。その背景には新型コロナが流行し、自粛が求められた20年春以降から急増した芸能人の自死も関係があるようです。
いしだが躁うつ病を発症したという10代の頃はまだ病気への理解も少なく、休むに休めなかった状況だったと考えられます。しかし、現在では心の不調への理解が昔より進んだため、いしだも治療に専念しやすくなったと言えるのでは」(芸能記者)
これまで何度も浮き沈みを繰り返してきたいしだ。入院治療を経て今度こそ完全浮上となるだろうか。
(柏原廉)