関ジャニ∞はデビュー時の8人から7人、そして現在の5人体制となった。ジャニーズのグループにとって、メンバーが減るのはよくあること。とはいえ関ジャニは元メンバーの不祥事、主張を受け入れてきただけに、メンタルはずいぶん強くなった。
そんなジェットコースター人生を歩んだ関ジャニのなかで、「おかん」のポジションにいるのが村上信五。ジャニーズタレントでトップクラスの司会者に上りつめた村上は、生粋のおせっかい焼き。面倒見がいいため、新卒で世間知らず、不慣れな新人マネージャーをあてがわれることが多い。
「3年ほど前には、22歳の新入社員の男性がマネージャーになりました。彼は車の走行にかなり慎重で、入り時間に遅れたことがあります。それでも村上は叱ることなく、車内で前マネージャーが新米に教える姿を冷静に見て、大変やなぁと目を細めていたそうです」(芸能ライター)
会社の総意で、知らぬ間に“マネージャー教育係”になっていた。歴任者のなかには、かなりの天然系がいたという。
「多いのは聞き間違い。ある現場で、『セブン・イレブンのエクレア、買ってきて』と頼むと、男性マネが買って帰ってきたのは複数個のエクレア。『1000円分のエクレア』と聞き間違えたんです。しかも、セブン・イレブンではなくローソンというオチまでつけて」(前出・芸能ライター)
そのマネージャーは村上のラジオの生放送中、「ホットコーヒー、買ってきて」と頼まれて、ポットからコーヒーを淹れようとした。間違いを指摘されると、「ホットコーヒー」が「ポットのコーヒー」に聞こえたという。
マネージャーの凡ミスを、タレントはたびたび話のネタにする。SMAP時代の香取慎吾がテッパンネタにしていたのは、グループ時代のチーフマネージャーで、現在は自身と稲垣吾郎、草なぎ剛が所属する株式会社CULENの代表取締役である飯島三智氏。「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)にNBAプロバスケットプレイヤーだったデニス・ロッドマンがスペシャルゲストでやってきた時、香取が遅刻した。同番組で香取がパロディキャラの「デニス・カッドマン」に扮していたため、コントを収録する日だった。もちろん2人は初対面。
焦った飯島マネが香取に電話をかけると、起床したばかり。ものすごい剣幕で怒鳴り散らした飯島マネは、「あんた、どこにいるのよ! もうスタジオにカッドマンが来てるのよ! カッドマンが収録に来てるのよ!」とずっと間違えていた。香取は「カッドマンは俺だから‥‥」と心のなかでツッコみながらも、歯向かうことはできなかった。
時として、タレントを上回る強烈な天然マネージャー。今後もネタにされること必至だ。
(北村ともこ)