綾野剛主演ドラマ「オールドルーキー」(TBS系)が6月26日にスタートし、初回の平均視聴率は11.2%だった。
物語は、幼少期からサッカーが大好きで、プロサッカー選手としてJ1に入団し新人賞を獲得した主人公・新町亮太郎(綾野)。日本代表にも選出され、スーパーサブとして4試合に出場。その後、J2からJ3に所属したがチームが解散となってしまった。移籍先は見つからず、アスリートを引退。せめてサッカーに携わる仕事がしたいと思ったが、指導者としてのライセンスはない。そんな新町が、第二の人生に一歩を踏み出す様を描いている。
視聴者の感想としては「前半、重苦しくてイヤだった。後半はベタだけど日曜劇場らしい大逆転で来週からもアリ」「綾野剛と榮倉奈々夫婦役、最高だと思いました」「プロサッカー選手が世の中で仕事をするということは、こんな感じなのかなと辛かった。でも、救われるところもあって見ごたえあるドラマ」など評価する人もいたが「時代錯誤のエイジハラスメントドラマ」「Jリーグ加盟チームがJ3とはいえ簡単に解散するわけない。選手のセカンドキャリアにも力を入れているので、職安に通うことはまずない」など設定自体に疑問を抱く人もいた。
「日本代表まで務めた選手が、指導者になるのに資格が必要ということを忘れていたというくだりはおそまつですね。企業への就職も、通常はチームのスポンサー企業を紹介されることがほとんどです」(スポーツ紙記者)
途中離脱者も散見された同ドラマ。新町のセカンドキャリアも、このドラマ自体も、過酷な船出だったようだ。