フィギュアスケートの羽生結弦が、競技選手生活に区切りをつけ、プロスケーターとなることを7月19日、表明した。今後については「羽生結弦の理想を追い求めながら頑張っていくので、これからも戦い抜く姿を見てください」と熱く語った。
また、4回転アクセルについては「挑戦を続けていきます。よりいっそう取り組んで、みなさんの前で成功させられることを強く考えている」とキリッとした表情を見せた。
この決断に同時代を戦ってきた国内外のライバルたちは、羽生の功績を称え、労いと感謝の言葉をかけた。
エフゲニー・プルシェンコ氏は「フィギュアスケート史上最大のスター」と称え「フィギュアスケートのために彼がしてくれた全てのことに感謝しています」とコメント。
北京オリンピックのフィギュアスケート男子シングル金メダリストのネイサン・チェン選手は自身のSNSを更新し「同じ氷の上に立ったことは私の生涯で最も光栄なことだった。羽生選手がこのスポーツのためにしてくれたすべてのこと、そしてこれからもきっとしてくれるであろうことに感謝します」と投稿した。
「羽生は競技者としての演技は、すでにやり切った感があるのでしょう。4回転アクセルにこだわるのは、次世代のフィギアスケーターのためではないでしょうか。4回転アクセルは彼の夢であり後輩へのエールだと思います。競技から解き放たれた羽生が、今後アーティストとしてどんな演技を見せてくれるのか、本当に楽しみです」(スポーツライター)
新たな翼で羽ばたく羽生の世界がどう広がるのか、今からドキドキワクワクだ。