携帯電話会社のCMでおなじみとなったヒット曲「海の声」を収録した桐谷健太の初アルバム「香音-KANON-」が9月28日に発売される。
それに先駆け、7月28日に桐谷の所属レコード会社は公式ホームページで、海をバックにして桐谷がインタビュー形式でアルバムをPRする動画を公開。桐谷は「僕自身がCDの時代の人間なので、自分のCDができるということはすごくうれしいことです」と喜びを露わにした。
また、同アルバムには6曲が収録され、そのうちの1曲は桐谷が作詞を手掛ける新曲が収録予定。その歌詞については、「考えても浮かばないですし、生まれてくるのを待っている状態です」とまだ制作途中であることを明かした。
「海の声」は今年の上半期配信ランキングで10冠に輝いた上半期最大の配信ヒット曲だが、今回初めてCD化されることになる。そんな待望のCD化を喜ぶ声が上がっているのかと思いきや、ネット上には「もう海の季節じゃないし」「旬な時期は完全に過ぎた」「歌ははっきりいってド下手だから、アルバムじゃなくてシングルでいいよ」など、シラケ気味の書き込みが多く、反応は冷ややかだ。
「『海の声』のフルバージョンがユーチューブで公開されたのは昨年8月のことです。それから1年以上が経ってからのCD化ですし、アルバムの定価は約3200円ということもあり、購買意欲が駆り立てられない。同じように、オリエンタルラジオも年頭に話題となった『PERFECT HUMAN』を収録したアルバムを5月にリリースしましたが、やはり発売までに期間が空いてしまったため、期待されていたほど売れなかった。桐谷はオリラジの二の舞どころか、空いた期間を考えればそれ以上に不利ですね」(音楽ライター)
桐谷には不安要素も吹き飛ばすほどの渾身の新曲を手掛けてほしいものだ。
(本多ヒロシ)