世界的デザイナーの森英恵さんが8月11日、老衰のため都内の自宅で亡くなった。96歳だった。森さんは、皇后雅子さまのご成婚時のローブデコルテや航空会社の制服のほか、数百本の映画で石原裕次郎や吉永小百合など数々のスターの衣装を手がけた。1988年ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリストの小谷実可子さんの衣装も担当。また、日本全国、数多くの中学、高校の制服もデザインした。
この訃報にネット上では「高校の制服がハナエモリのものでした。可愛くて大好きな制服でしたし、高校時代の楽しい日々をともに過ごした大切な思いでの一つです」「高校の制服が森英恵さんデザインで、その制服が着たくて受験しました」「高校の制服が、森英恵さんがデザインした制服で、とても可愛かった。なので、とても身近に感じられるデザイナーさんだった」など、森さんの制服で学生生活を送った人たちから、多くの感謝の声が寄せられている。
「森さんは高価なオートクチュールだけでなく、ウエディングドレスや、地方の名産を運ぶ段ボールなど数多くのデザインを手がけ、多くの人から親しまれたデザイナーでした。その功績が認められ、1996年には服飾デザイナーとして初めて文化勲章を受章。ネット上では『安倍元首相が国葬ならば、森さんのほうがよほどふさわしい』との声も上がっています」(女性誌記者)
多くの国民から愛された森さん。ご冥福をお祈りしたい。