大晦日恒例「紅白歌合戦」(NHK)の今年の司会者が10月10日、同局から発表された。3年連続司会の俳優・大泉洋、橋本環奈、同局の桑子真帆アナ、スペシャルナビゲーターとして嵐の櫻井翔が務めるという。
この発表に、会場にいた記者をざわつかせたのは、俳優の橋本の抜擢だった。
「まったく、予想されていませんでしたからね。ここ最近の女性司会者は、大河ドラマや朝の連続テレビ小説、スペシャルドラマなどに出演経験、もしくは予定がある人が選出されてきたのに、橋本はそれにあてはまらなかったからです」(芸能記者)
大泉は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源頼朝を好演。同局の「SONGS」の番組責任者も務めている。櫻井も嵐として、紅白への貢献度は高い。
橋本の起用についてSNS上では「若い視聴者を取り込みたいゆえだろう。頭の回転が早く機転も効くので司会は合っていると思う」「若手女優さんの中では好感を持っているので司会に起用されてよかった」など好意的な意見もあったが「エンタメ感よりも原点回帰で歌合戦に重きを置いたほうがいいのでは」「じっくり楽曲を聴かせることを主軸にすべき」などの要望もあった。
「SNS上では、女性司会者に『鎌倉~』で頼朝の後妻・政子を演じた小池栄子の名を挙げ『小池さんだったら、大泉さんと大河コンビで面白かっただろうなあ』という声もありました」(前出・芸能記者)
若年層からの支持率が群を抜いて高い橋本の起用が、若い人を紅白に呼び寄せる起爆剤となるかどうか注目される。