お笑いコンビ・EXITが1月3日に公式YouTubeチャンネル「EXIT Charannel」を更新し、2023年限りでYouTubeから撤退する可能性をほのめかしている。
この日、りんたろー。と兼近大樹は「EXIT覚悟を決めました」と題した動画に登場し、冒頭から重大発表として「2023年、(チャンネル登録者)100万人行かなかったら、EXIT Charannel終了!」と宣言。 その決断に至った理由について、兼近が「仕事も忙しくなって、YouTubeに取られる時間もあって。伸び悩んでいたわけですよ」と語ると、りんたろー。も「ずーっと72万人ですから」と登録者数への不満を吐露。かねてより75万人突破を目標としてきたが、兼近は「結局行かず。(2022)年内にも行かず。ちょっとテコ入れしなきゃなと」「で、100万人目指して、行かなかったら、もうやめましょうと! YouTubeに割いてる時間がもったいない」と、抜本的な改革が必要だと感じているようだ。
続けて兼近は、「結局、ファンの方は観てくれてるわけですよ。ただ、広がってないだけなの。ずっと同じ人たちが観てくださってるわけ。で、その人たちにはファンクラブで同じモノを提供すればいいんだと。だから、YouTubeでやってることをファンクラブで見せて、ファンクラブをよりアツくします」「お得感出るでしょ? 濃いファンは嬉しい!」との方針を説明。動画のテロップにも「ファンクラブで動画を出し続けるので、ガチファンの方には最大限の配慮をする模様」と表示された。
また、今年からは動画の内容を「今のEXITにしかできないことをやっていきます」「YouTuberの真似事はもうやめます、面倒くさいんで」とも語った。
「同じ第七世代のライバルである霜降り明星は、コンビの公式チャンネルが180万人、粗品のソロチャンネルにも120万人の登録者を抱えており、EXITからすると大差をつけられている状況です。しかし、これまで無料でアップしてきた動画と同じ内容のものを、月額440円のファンクラブで流そうという構想にはファンの間でも意見が分裂。『ファンクラブ限定で見られるっていうのは特別感があって嬉しい』との声から、『ファンクラブ入ってない私からしたら、このチャンネルなくなるのは辛すぎる』といった人も。ほかにも、『EXITファンでこのチャンネルも登録してますが、情けなく思います。企画が面白ければ再生回数、登録者も増えるだろうし、逆なら減るだけ』『登録者が増えないから辞めるって、それまでずっと見てくれていた何十万人のファンを軽視しているようで不愉快』『YouTubeやめられて困るのは、現在それを楽しんでる人たちで、つまり、その人たちに“布教活動しろ”って言ってるようなもの』などと苦言を呈する声もありました」(テレビ誌ライター)
多忙な中でのチャンネル運営となっているのはわかるが、兼近の「YouTubeに割く時間がもったいない」との言葉には、チャンネルのファンは少なからずショックを受けたに違いない。
(木村慎吾)