コストコのお菓子コーナーで隣り合わせで販売していた「ゴディバ チョコレートチップ クッキー」と、ウォーカーズの「CHOCOLATE INDULGENCE」。ゴディバは日本のイトウ製菓が作っているのに対し、ウォーカーズは原産国イギリス。
ウォーカーズといえばショートブレッドで有名な、イギリス・スコットランドの老舗お菓子会社。日本のメーカーに委託したものではなく、スコットランドで作ったチョコレートクッキーをコストコが輸入したものになります。
ちなみにINDULGENCEを辞書でひくと「耽溺」。つまり直訳すると「チョコ耽溺」。これはかなりチョコが濃厚そうで期待度が上がります。ウォーカーズのショートブレッド自体がバターたっぷり、風味豊かな味わいなのに、それが“耽溺するほどチョコ”というのだから、もぉそれは…。箱には「チョコレートをディップしたクッキーに、ミルクとダークとホワイトチョコレートのチャンク入り」との説明が書かれていました。
ちなみに「CHOCOLATE INDULGENCE」は24枚入りで1398円。「ゴディバ チョコレートチップ クッキー」は45枚で1598円ですが、単純に枚数で比較するのは無理。ゴディバのクッキーが直径約5.5cm、厚さ約0.7cmに対し、ウォーカーズのクッキーは直径約6.3cm、厚さ約1cm。ゴディバが1枚12gに対し、ウォーカーズは22g。ということは、ゴディバは1箱12g×45枚で内容量540g前後、ウォーカーズは22g×24枚で528g前後ってことになります。
そして一番違うのは、ゴディバの方はミスターイトウのチョコチップクッキーがチョコ生地になっていて、アーモンドが練り込まれて焼かれているのに対し、ウォーカーズの方は底部にチョココーティング。表にはチョコチャンクが見えている状態。白く見えるのはナッツではなくホワイトチョコチャンク。なんかね、しっとり重い。
そしてウォーカーズの方を食べてみると、確かに耽溺ってネーミングに納得するぐらいチョコ感がすごい! そしてチョコの味がイギリス! イギリスのチョコレートバーってこういう味だったね~と思い出させてくれる味と香りです。マーズとかキャドバリーとかペンギンとか、イギリス旅行で食べた人や輸入食材店とかで売っているのを食べたことがある人ならわかる、あの味。日本のチョコとは一味違う、外国チョコの味。そしてクッキー自体はザクザク、ほろほろ。連続して食べるには、濃~いコーヒーとかキリッとした紅茶とかが必要なぐらいチョコがドスッとくる。1枚でかなりの満足度です。
ということで、食べ比べた結論。ゴディバの「ゴディバ チョコレートチップ クッキー」はメイドインジャパン、ミスターイトウのクッキー好きにはたまらない、安定感のある味で、ウォーカーズの「CHOCOLATE INDULGENCE」はリッチで外国のお菓子感たっぷり、スペシャル感のある美味しさ。
ちなみにゴディバの方は1枚61kcal。そしてウォーカーズの方は100g528kcalと表記されているので、1枚あたりで計算してみると約116.16kcalです。うん、きっとそんな気がした。大きさもチョコの濃度も全然違うしね。一般的な醤油ラーメン1杯450kcal前後だとすると、このクッキー4枚でラーメン1杯分。
だから、ウォーカーズの方のクッキーはご褒美クッキーとして、少しずつ楽しむのがおすすめです。賞味期限は半年先だから慌てて食べなくても大丈夫。甘いものをものすごく頭と体が欲している時とか、雪山登山に持っていくのに最強かつ、大満足のチョコクッキーだと思いますよ。
(ロドリゴいしざわ)