King & Prince・平野紫耀による韓国ロケでの“天然発言”が、現地メディアからも問題視される事態となっている。
発端は3月18日放送「King & Princeる。」(日本テレビ系)のロケ企画「クイズぶらり平野くん」での発言だ。韓国の首都・ソウルを訪れた平野だったが、「冒頭からなぜか中国語で『謝謝(ありがとう)』と言ったかと思えば、初訪問のソウルの印象を『意外と高い建物があるんですね。もっと雪山かなと』と意味不明発言。また、ソウルが韓国の首都とは知らなかったようで、韓国の首都を聞かれ『パク』。さらに『来韓』と言うべきところを『来日』、『知っている韓国語は?』には『謝謝』のほか『北京ダック』と日本語の料理名を出してました。こうした一連の天然発言がSNSでも問題視され始めました」(テレビ誌ライター)
放送から2日後の20日には韓国・朝鮮日報が「挨拶は『謝謝』で首都は『パク』韓国をバカにした日本人アイドルが炎上」と題して報道。中でも、韓国へ来ているのに「来日」と表現した件には、“かつて韓国が日本の植民地だったことを暗に示す発言だったのではないかと指摘する声が出ている”とも伝えられた。
「日本のバラエティ番組では平野の天然キャラは徐々に浸透しつつあるものの、世界においては話は別。最近では韓国のアイドルグループ・TWICEのチェヨンがナチスドイツの鉤十字をデザインしたTシャツ姿をインスタグラムにアップし、大きな炎上に発展しました。チェヨンは、そのマークについて『きちんと理解していませんでした』とし、より細かく調べるだったと謝罪。国内のみでの活動ならまだしも、世界を股にかけて活動していくには、各国の歴史的背景をリスペクトしなければならないのはもちろん、“知りませんでした”は通用しません。平野にとって、チェヨンの炎上は決して他人事ではないでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
今年5月にジャニーズ事務所を退所する平野を巡っては、韓国の大手芸能事務所をはじめ、元キンプリメンバー・岩橋玄樹が所属するアメリカの事務所への合流説など、様々な噂が飛び交っている。世界進出に憧れを抱いてきた平野だけに、天然発言では済まされないことが何かをわきまえることも、世界で勝負するアーティストとしての実力のうちだと認識すべきだろう。
(木村慎吾)