SMAP解散の根底にあるのはジャニーズ事務所の派閥争いだとされている。SMAPを筆頭にKis-My-Ft2らを率いていたI女史派と、TOKIOと嵐を中心としたジュリー派だ。そんな争いに巻き込まれて、今では対立する形となってしまったSMAPとTOKIOだが、TOKIO・城島茂とSMAP・中居正広はかつて超がつくほどの仲良しだった。
およそ30年前、2人は東京・原宿のジャニーズ合宿所で一緒に暮らすルームメイト。奈良県から上京した城島は慣れない東京で友達が少なく、神奈川県出身で2歳年下の中居とはすぐに仲良くなった。互いに10代。仲睦まじさを物語るエピソードは山のようにある。
当時、合宿所には電話が1台しかなかった。もちろん、携帯電話もパソコンもない。その貴重な1台を城島が使っている最中、「5分だけ」とお願いして中居は交際していた彼女に電話をかけた。ところが、ついつい盛りあがってしまい、20分近く話しこんでしまったという。
その時、「5分や言うたやないか!」と、温厚な城島がブチギレた。当時を知る大手プロダクションの古株マネジャーによると、
「城島さんが中居さんに怒鳴ったのは、この1回だけだそうですよ」
と証言する。
いつもは優しいお兄ちゃん・城島。金欠だったJr.時代は、仕事から帰ってきた中居に「そこにインスタントラーメンあるで。今日の俺の分やけど、中居、食べーや」と、超貴重な1食を譲ったこともある。
そんな過去があるだけに、城島はSMAP解散をどう思っているのか‥‥。
(北村ともこ)