芸能界で信じられているジンクスの中でも、ジャニーズに関するものは何かと多い。有名なのは「デビュー前に骨折するとスターになれる」というもの。ジャニーズJr.たちの間で、今なお脈々と語り継がれている。
元V6の森田剛やKAT-TUNの亀梨和也、Kis-My-Ft2の北山宏光やTOKIOは、その体験者。A.B.C-Zの河合郁人は、左足を骨折した約半年後にDVDデビューを告げられている。
一方で、デビュー組ではあるものの、骨折した後でドラマに起用されたという例もある。ジャニーズWESTの濱田崇裕は19年、「SASUKE2019大晦日」(TBS系)のセットで事前体験した際、着地に失敗して左脛骨遠位部を骨折。出演が見送られた。そして現在、木村拓哉の主演ドラマ「風間公親-教場0-」(フジテレビ系)に出演を果たした。
昨年は、SixTONESの森本慎太郎がドラマ「ナンバMG5」(フジ系)の撮影中に鼻骨を骨折。現在放映中の「だが、情熱はある」(日本テレビ系)で、南海キャンディーズの山里亮太に抜擢された。
最近になって、なにわ男子の藤原丈一郎が提唱したのは、KinKi Kidsにまつわる新たなジンクスで「音楽番組でKinKiのバックについたJr.が、曲の終わりで堂本剛と堂本光一に挟まれるとブレイクする」というもの。それに当てはまるグループはNEWSや嵐、KAT-TUNやHey! Say! JUMPがいる。
このジンクスにあやかろうとグループ会議を開いたグループが存在している。4人組のユニット・ふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)だ。アイドル誌のライターによると、
「ふぉ~ゆ~は、KinKiの元お抱えバックダンサー。光一の主演ミュージカル『Endless SHOCK』シリーズに最長起用されています。最近でこそ、1番人気の辰巳が『ワイドナショー』や『人志松本の酒のツマミになる話』(ともにフジ系)にソロで出ていますが、基本はメンバー全員の平等を重んじるルール。誰か一人が抜け駆けするわけにいかないので、剛と光一の間でフィニッシュとなるダンスフォーメーションの場合は、4人で縦一列になると決めたそうです」
もっとも、ポジティブなものだけでなく、ネガティブなジンクスもあるそうで、
「20th Century(坂本昌行、井ノ原快彦、長野博)のバックについたJr.は、次々と辞めていくと言われています。珍しく残っている関ジャニ∞の安田章大と丸山隆平は、長野から“ジンクスを破ってくれた”と感謝されているそうです」(前出・アイドル誌ライター)
売れるためKinKi Kidsのバックを狙っているJr.は多い。しかし、ここ数年、KinKi Kidsのバックで踊っているのは外部のプロダンサー集団。それを何とかしてほしいと思っているJr.もいるという。
(北村ともこ)