スシローでのペロペロ事件を皮切りに、うどん屋での天かすレンゲ食いや、「はま寿司」でのガリ直食い騒動など、若者による迷惑動画の拡散が依然、後を絶たないようだ。
24時間で消える機能付きのSNSに投稿したとしても、いったん動画が拡散されると、それは消すことのできない「デジタルタトゥー」として刻まれてしまう。
そのような事件を全く気にしていないのか、ネット上で自身の犯罪行為をまるで武勇伝かのように笑いながら話してしまう若者も多く存在する。
登録者数1万人のYouTubeチャンネル・「ゆきにゃんch」に、5月22日に投稿された動画の中で、1人の少女がとんでもない発言を繰り返し、これが現在ネット上で大炎上しているようだ。YouTubeライターによると…。
「この日はYouTuberのゆきにゃんが渋谷で若い女の子たちに黒歴史エピソードを聞くという企画でした。女の子たちはみんな『学校の上履きを履いたまま家まで帰ってしまった』『ホテルでジュースをこぼしてベッドのシーツで拭いてしまった』など、可愛らしいエピソードを披露していました。ところが、1人の少女が暴露したのは、インスタグラムで知り合った社会人の男性と体の関係を持ったが、飽きたので連絡先を消そうとしたところ、『お金もらわないで“切る”のはもったいない』と友達に言われたため、男友達に父親のふりをして電話をかけてもらい、警察に行くと圧をかけ現金30万円を脅し取ったというエピソード。隣にいた友人はドン引きし、『すぐそこに警察署があるから行ってきなよ』と自首を勧めていましたが、ゆきにゃんは『強!』と手を叩いて称賛し、『女の子の30万なんて秒で溶けますよ』と、まるで恐喝を肯定するような発言をしていたんです」
この動画を見た視聴者からは、「完全に恐喝なんだけどこれ裁けなかったら日本の司法終わってる」「通報しました。30万恐喝した女性捕まってくれることを祈ります」「犯罪を自慢げに話してるのもヤバイ」と、批判が殺到したという。
「現在、この動画はツイッターに拡散され、恐喝した少女を特定しようとする動きも出ています。以前、ホームレスの女性をからかい、コンビニに置き去りにした動画を投稿した10代の少女が書類送検された事件もありましたから、この話が本当なら、この少女についても同様の展開になる可能性があるかもしれませんよ」(前出・YouTubeライター)
YouTuber側も、ただ注目されたいという安易な気持ちで過激な発言をする若者が増えていることを、もっと問題視すべきだろう。
(佐藤ちひろ)