10月3日、映画「永い言い訳」の試写会イベントが都内劇場で行われ、主演の本木雅弘と西川美和監督のほか、サプライズゲストとして樹木希林が登場した。樹木は観客からの人生相談に独特の“希林節”で対応。それが多くの女性の心をつかみ話題となっている。
「樹木は観客から『男性を見る目がないので、人間を見る目を養いたい』という相談に対し、『自分もそういうもの(ダメな人間性)を持っているからお互いに引かれ合うのでは』と即答。本木から夫の内田裕也についてツッコまれると、『表向きは向こうが破天荒で私が尽くしているように思われているけれど、破れ具合は私のほうがすごい』と説明し、会場を沸かせました。このやりとりがテレビでオンエアされたとたん、ネット上では『私も樹木さんに人生相談したい』『樹木さんにバッサリ斬られたい』といった声があふれたのです。77年に旧芸名の『悠木千帆』を競売にかけて2万200円で売却したことで現在の芸名になったことや、自身がブレイクしたドラマ『ムー一族』(TBS系)などのプロデューサーだった故・久世光彦氏の不貞関係を同ドラマの打ち上げのスピーチで暴露してしまったことなど、樹木の“破れ具合”を知っているのは50代以上。それ以下の年代にとっては破れているからこその“希林節”が新鮮に感じられるのでしょう」(芸能関係者)
ちなみにNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」で“あなたの暮し出版”の庶務担当・岡緑を演じていたのが2代目悠木千帆。樹木も彼女の活躍を喜んでいるらしい。