お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんが自身が所属する松竹芸能を2020年に退所した、元「事務所の先輩」芸人であるTKO・木下隆行から顔を踏まれた事件の詳細をぶっちゃけ、その表現の生々しさが話題になっている。8月15日放送「爆問×伯山の刺さルール!」(テレビ朝日系)でのことだが、木下といえば、19年に松竹の後輩芸人にペットボトルを投げつける暴力行為があったと報じられ、大騒動に発展。結果、28年間在籍した松竹を離れると、一部メディアが、クロちゃんに対しても顔面を踏み付ける行為に及んでいたと報じていたのだ。
この日の放送で、まずクロちゃんが明かしたのは、事件の発端となった番組名。それは、「爆問×伯山」と同じテレ朝でかつて爆笑問題がメインを任されていた「ストライクTV」(11~14年)だったという。さらに続けて語った事の経緯によれば、同番組で、ともに出演していた木下のプライベートを暴露する流れになったクロちゃん。そこで彼は、木下主催の合コンで、木下が女性からも参加費をきっちりと回収していたと“告発”。
すると、木下の目は“マジギレモード”となり、収録中に何度も「あれは昔の話やな?」と詰めてきた。が、クロちゃんは、「フリだと思って『最近です』って言ったら、めちゃめちゃキレられた」と証言。
さらに収録が終わり、「一応先輩だから」と楽屋に挨拶に向かうと、そこには「めちゃめちゃ怒ってる」木下の姿があったとか。「その顔を見た瞬間、脳が判断する前に土下座してた」と慌てて謝罪したクロちゃん。土下座の姿勢になるや否や「木下さんが頭を踏んづけてきた」といい「踏まれてフニャッて首が左にいった」(クロちゃん)という。
「木下からの被害を散々細かく振り返り、最後に『でも大好きな先輩。早く戻ってきてくださ~い!』と呼びかけたクロちゃんですが、スタジオは微妙なムードに。その木下は、21年2月放送の『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告』(テレビ東京系)に出演した際、MCのネプチューン・名倉潤から『ペットボトル投げの名人でしょ?』とイジられ、『(投げたのは)人生で1回だけです。それが1発でこう(松竹退所に)なった』と、日常的に投げてはいないことを強調していました。ただ、今回の『爆問×伯山』でのクロちゃんの話が事実なら、その言葉も説得力が薄まってしまいますね。今回明かされた木下の所業には、視聴者からもネットに『笑えねぇ』『ネタだと信じたいけど、木下の場合は本当だと思っちゃう』『昭和のバイオレンス系映画みたい』などの反応が寄せられていました」(テレビ誌ライター)
ペットボトル騒動からは4年。もうそろそろネタとして詳細に語ってもいい頃と見計らってのクロちゃんの「暴露」だったのかもしれないが、どうやら、ちょっと加減を間違えていたのかも。
(木村慎吾)