8月26~27日に放送された「24時間テレビ46 愛は地球を救う」(日本テレビ系)の募金総額が放送中に発表され、計2億2223万8290円だったことが明らかになった。この数字を巡ってネットを中心に驚きの声が続出しているという。
日本テレビでは毎年、「24時間テレビ」での募金総額を公表。昨年の「24時間テレビ45」では9億6688万9921円となっており、なんと4分の1にも満たない金額となっている。
これはさすがに少なすぎるのでは、と呆れ声が続出するのも無理のないところ。もっともその批判は実際のところ、的外れだというのである。
「同番組が発表する募金総額には2種類あり、ひとつは毎年10月ごろに公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会から発表されるもので、いわば確定値と言える数字です。それに対して放送中に発表されるのはその時点での速報値であり、両者には大きな開きがあります」(テレビ誌ライター)
昨年の第45回で放送中に発表された金額は3億1819万4209円で、最終的な金額の3分の1にも満たなかった。それくらい、速報値と最終値には大きな開きがある。
とはいえ今年の募金総額が、速報値の時点でもかなり小さな数字になっていたことには変わりがないとの指摘もあるようだ。実際、昨年の速報値と比べると3割も減少しているのである。
「新型コロナ禍の最中には巣ごもり需要の影響もあってか、募金額が増える傾向にありました。それ以前の2018年では速報値が2億6787万5910円となっており、今回はそれをも下回っています。この盛り下がりには、性加害事件で世間から否定的な目を集めているジャニーズ事務所のなにわ男子をメインパーソナリティーに起用したことに対する拒否感が反映しているとの指摘も絶えません」(前出・テレビ誌ライター)
果たしてなにわ男子の起用が視聴者離れや寄付金離れを招いてしまったのか。来年、誰がメインパーソナリティーを務めるのかで、その答え合わせができる可能性もありそうだ。