グループ名の変更を検討している最中とされる「SexyZone」。そもそも性加害問題の当事者である故・ジャニー喜多川氏の名前は含まれていないが、メンバーの菊池風磨が改名にこだわる理由を説明している。
10月18日放送のラジオ番組「レコメン!」(文化放送)内の「SexyZoneのQrzone」で、菊池は2019年にも、とあるトラブルにより改名を考慮したことがあると告白した。当時、「海外が絡んでいたお仕事が決まりかけていた」ものの「グループ名NGが初めて出たんです」と“SexyZone”の名称が原因で仕事がキャンセルされてしまったという。
菊池は「ボクがよく自虐的に『中国の新聞で性感帯と紹介された』と言ってますけど、直訳するとそういうことなんじゃないか」と“SexyZone”の意味に言及。キャンセルされた仕事は「結構みなさんに喜んでもらえるような、ビックリするお仕事だったんですけど」とし、「それがなくなったということで、会社とも話し合いました」と改名を考えたと振り返った。
「ボクらの主戦場はあくまで日本」としながらも、「こうやって開かれた時代の中で、海外で活動していくとなると、SexyZoneという名前が残念ながらカセ(弊害)になってしまうのではないかと」と説明。結局、4年前はメンバー全員の総意とはならず、改名には踏み切らなかったが、「今、時を経て、会社の一連のお騒がせしてしまっている騒動において、会社の名前が変わると。ひいては会社の名前がついた先輩方(のグループ名)も変わるという中で、SexyZoneも変わるとしたら今なんじゃないかと。そのタイミングがついに来たと」との決意に至り、これはメンバー全員の「満場一致」でもあるという。
「“性感帯”とも解釈できる『SexyZone』のほか、”私の脚にキスをしろ”という直訳になる『Kis-My-Ft2』、さらには“変態”を意味する『Kinky』に近い発音の『KinKi Kids』など、旧ジャニーズにはかなり微妙なネーミングのグループ名が複数存在します。少年への性加害騒動が明るみになる以前なら、特に問題視されはされなかったでしょう。ただ、加害者であるジャニー氏が名付けたとなれば、それらは事務所にとってもメンバーにとっても負の遺産になりかねません。そのため、SexyZoneの改名決意には、ネットでも『大賛成。納得できる気に入った名前を選んでほしいです』と背中を押す声が大半でした」(テレビ誌ライター)
17日には“ジャニーズ事務所”との名称も消え、新たに「SMILE-UP.(スマイルアップ)」社へと生まれ変わった。SexyZoneについても、世界中から愛され、受け入れられるグループ名を模索していってほしいところだ。
(木村慎吾)