「こんなに好きなのに…」 あこがれのハリウッドスターから“共演NG”を出されたエピソードを、悲しそうに振り返ったのはタレント・モト冬樹。モトは、12月11日に放送された「キョコロヒー」(テレビ朝日系)の中で、芸能界における幅広い人脈や交流を明かす一方、「大ファンだった」俳優のニコラス・ケイジからは距離を置かれている状況だと切り出した。で、「悲しいだろ? めちゃくちゃ好きなのに」と続けるモト。海外の映画への出演歴はなく、ニコラス・ケイジと「共演することはないけど」としつつ、「名前を出すこともNGになっちゃって」と明かした。
「何でも、共演NGの発端となったのは、ニコラス・ケイジが来日中の出来事だそうです。モトいわく、日本でのイベントでモトが彼に花束を渡す流れとなり、モトは『めっちゃ嬉しい』とノリノリでしたが、事前にニコラス側のスタッフから『頭(髪)のことは絶対に言わないで下さい』とのお達しが。これを受け、モトは『ボクは日本のニコラス・ケイジって言われてます』との挨拶を封印。『日本のニコラス・ケイジって“自分で”言ってます』とマイルドなものに変更して、その場は和気あいあいとなり、花束贈呈自体は大成功だったんだそうです」(テレビ誌ライター)
ところが、ニコラス・ケイジがその後にスペシャルゲスト出演したバラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)で“事件”は起きた。番組司会のSMAP(当時)の中居正広が「日本の役者さんで知ってる人いますか?」と質問。するとニコラスは花束での出会いを思い出し、「モト冬樹」と回答した。このやり取りを視聴者の一人として見ていたモトは「嬉しくて!」とテンションが上がったという。
ところが次の瞬間、モトが耳を疑うような展開が。中居が「あぁ、『ヅラ刑事』の!」とやったのだ。
モトは、「オレ、『ヅラ刑事』っていう映画やってて。カツラを投げるやつ」と、主演映画の役どころを説明。その後の経緯を、「中居くんが“こんな映画の誘いが来たらどうします?”みたいな。そこから(ニコラス・ケイジ側では)オレの名前すらNGになったの」と回顧し、落胆してみせた。
「モトにはニコラスをイジるつもりは全然なく、純粋にファンだったものの、別の現場での中居の配慮に欠いたやり取りが原因で、“共演NG”に発展。一方の中居の立場に立ってみれば、ニコラス本人がモトの名前を挙げたことから、『ヅラ刑事』に触れてもOKという判断だったんでしょう。ただ、ニコラスサイドのスタッフが『スマスマ』側にも『頭のことは言わないで』と伝えておけば、そうした事態は防げたはず。いずれにせよ、花束贈呈では最大限に気を遣ったのに、共演NGを食らったモトには落ち度は見られず、世間からは『この話、悪いのは中居正広』『モト冬樹、何も悪くない 笑』との声や、『100%中居が悪い。人の容姿をイジるなよ』とする反応もありました」(テレビ誌ライター)
いつの日か、“誤解”を解く機会があればいいのだが…。
(木村慎吾)