“下心はあるが、性行為の強要を目的とした飲み会ではない”。これが、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志への「アテンド芸人」と報じられた、たむらけんじの言い分だった。1月31日、アメリカのラジオ番組「たむけんがLAにいるよ~!」に出演。改めて性加害疑惑への関与について反論している。
たむらは、週刊文春が報じた松本の性行為強要疑惑を巡る一連の報道において、大阪での飲み会に女性をアテンドした後輩の1人として名前が上がり、先日はFRIDAY記事でも松本と一般女性を繋いだ役割を担ったとされていた。
同番組ではすでに性行為の強要を目的とした飲み会ではなかったと説明していたたむらだが、この日も「ボクたちの大阪の飲み会は性接待を目的とした飲み会では絶対にないです」と改めて否定。ただ、女性が同席する宴である以上、下心が完全にゼロだったわけではないとのことで「もちろんありますよ。ボクも男でシングルですから、モテたい気持ちはある」とする一方、「女性をモノのように扱って上納しているというのは絶対に違う」と強調した。
続けて、「自分自身はモテようと、楽しんだ記憶しかない。けど、週刊誌に言うってことは女性の方も何か不満があったんだろうなと。そこは考えないとあかん」と部分的には反省。しかし、「法に触れるようなことをしていたら、ボクはもちろん言います。けど、ないので言えない。本当にそれしかない」「“また、たむらが保身のためにしゃべってる”って言われても、いや保身しますよ。だって事実と違うことを書かれてるんですから」などと述べ、“単なる飲み会”の範疇を逸脱するものでは絶対になかったと話している。
「たむらからすると、楽しく男女で盛り上がるために開催した飲み会で、決して松本への“上納”をした意識はないとのことですが、女性は密室で松本と2人っきりになった後の証言も展開しており、そこで何が行われたかをたむらが完全に把握はできないはず。ネットには、その点を指摘する声が多く、『あくまで飲み会の目的と、たむけん自身の潔白を語ったまでだね』『密室内での振る舞いが争点です』『松本と女性が2人きりになったあとのことは隠れて見ていたの? してないなら何があったかはわからないので完全否定するのはおかしい』『“女性をモノのように扱ったことはない”というのは単に気持ちの問題で、された側がどう受け取ったかの方が重要』といった内容のコメントが見られました」(テレビ誌ライター)
大阪での飲み会に参加した女性によると、帰りのタクシー代として松本サイドから渡されたお金はわずか3000円だったとのこと。たむらはこの点、女性に渡した金額は正確には覚えていないが、逆に高額のお礼をするようなことをしていないからこそ、実費に近い額を払ったといった内容の弁明もしていた。が、そのあたりに、何となく漂う“ケチっぽさ”もまた、年数を経て告発をされてしまう要因の一つだったのかもしれない…。
(木村慎吾)