松本人志が裁判に注力すべく、芸能活動を休止してからも、彼の新たな「性加害疑惑」が週刊文春によって報じられ続けている。が、ここに来て、2月1日発売の「FRIDAY」が、写真つきで松本の乱痴気騒ぎを写真でスクープ。高級ホテルの部屋で、顔は隠されている女性が寝そべった松本に馬乗りになっている。そして、松本の嬉しそうな表情を見せている様子が確認できるのだ。
「ただ、『FRIDAY』の記事は、文春と異なり、松本の傍若無人ぶりはあまり証言されておらず、女性については、アテンド役の芸人が、実際に会うまで松本の名前を文春報道と同様、『すごいVIP』などと隠すところは同じですが、性的な行為がOKの女性も呼んだように読めますね。そのせいか、2018年10月のものだという馬乗り写真からは、どこか和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます。女性の証言も、敵意を剥き出しにしておらず、松本も『上に乗ってもらうのが好きなんや』『実はMやねん』と話していたと証言するなど、だいぶ文春のイメージとは違います」(スポーツ紙記者)
SNSでも、文春の報道はあまりに一面的なのではないかとみる声も増えてきた印象だが、「そもそも松本は女遊びのやり方を間違えて大トラブルになった」と、ある芸能関係者は指摘する。続けてもらおう。
「松本さんや後輩芸人が行っていたような飲み会は、芸能界では珍しくないですよ。これまでも名だたる俳優や男性アイドルなどが、こうした飲み会をよく開いていました。表面化しなかったのは、主催する有名人に女性をアテンドする『女衒(ぜげん)』の存在があったから。今回、松本さんがしくじったのは、素人女性がいいからと後輩芸人を使って相手を集めたところにあります。しかも女性を集めるのにナンパしていたという芸人もいたようで、トラブルになって当然ですよ。それに、報道によればタクシー代として後輩芸人が女性に渡したお金が非常に少なかったとか。こんな証言が出るということは、女性たちの中には、安く見られたとプライドを傷つけられた人もいるということ。女衒などのアテンドをする人たちは、自腹を切ってでも数万円は女性にタクシー代として渡します。要は、それが口止め料のような効果を得るからですが、松本さんにアテンドした後輩芸人は、こうした心遣いがなかったこともあり、さまざまな恨みを買った可能性が高いですね」
さらに、あるテレビ関係者は、自身も実際に女衒が用意した女性との飲み会に参加したときの様子をこう明かす。
「人気芸人の飲み会に収録後に呼ばれたのですが、そこには有名な俳優などもいた。女性は、モデルや元アイドル、艶系女優、ホステス、一般の仕事をしている人まで、多種多様。どう集めたのかその芸人に聞くと、アテンドしてくれる女性がいるという話だった。何でも、一時期芸能界に身を置いていた元アイドルで、自分で探してきた女性を俳優や芸人、テレビ関係者に紹介しているとか。しっかり身分証まで提出させ、口外しないよう覚書を書かせた女性だけを紹介する徹底した管理システムで信頼を得ているとのことでした。また、そのアテンドする女性が経営するバーで飲み会をするのが通例で、多額の飲み代を参加した俳優や芸人などに請求し、そのお金を女性に分配する仕組みを取っているとも」
実際に女衒を利用したことがあるという別のテレビ関係者は、その巧妙な仕組みを解説してくれた。
「自分が知り合ったのは、飲食店を経営する実業家ですが、裏で女衒をやっている人でした。実際、彼が紹介してくれる子は、素人ばかりで接待する芸能人や有名企業の社長からも大好評。お支払いも、その女衒のお店を使えば領収書を切れますし、なにかトラブルが起きても“ケツモチ”してくれます。女性は知り合いの紹介ばかりだそうで、もし女性が週刊誌などに密告するような動きを見せたら、女性に支払ったお金が不労所得になるから税務署などに通報すると話しているとか。それでも、芸能人に会いたいというミーハーな女性は多く、中には副業としてパパ活的に働いているケースもあるようです。松本さんの騒動の後もその実業家は変わらずに女性を斡旋しているので、よほど情報がもれない自信があるんでしょうね。ただ、松本さんにしてみれば、そうした“本職”の女衒が集めてきた女性ではやっぱり素人っぽさが足りないから後輩に素人を集めさせたということなのかもしれませんけどね」
はたして松本vs文春の裁判では、どこまで「性加害」の真相が明らかにされるのか。
(渡邊伸明)