2月1日放送のNHK朝ドラ「ブギウギ」第85話では、主人公のスズ子(趣里)の出産と愛助(水上恒司)の最期が描かれ話題なっている。特にスズ子の陣痛が始まった夜、愛助は危篤状態となり、それでも最後の力を振り絞って病室のベッドから起き上がり、「スズ子さんに…手紙、書きたい」と鉛筆を取る姿は、多くの視聴者の胸を打ったようだ。
青白くやせ細った身体で机にしがみつき、便箋に向かう愛助の目は、まだ生きていたいけれど叶いそうもない自身と戦っているようにも、病魔と闘っているようにも見え、その鬼気迫る姿にネット上では「岡田健史から水上恒司になって(※改名して)、演技にすご味が出てきたね」「この人は生きていたいのに死にゆくキャラクターが似合う。映画『あの花』も、NHK大河ドラマ『青天を衝け』も、この愛助さんも、生きていたいのにね」「散り際が似合う水上恒司」などと称賛されている。
「福原遥とW主演する映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、昨年12月8日に公開されてから“号泣できる映画”として大ヒット。劇場鑑賞を繰り返すことが“追い花”と呼ばれるようになり、とうとう2月5日には『追い花御礼舞台挨拶』と銘打って主演の2人および共演者の伊藤健太郎、出口夏希の4人が東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にやって来るイベントまで開催されるほどの大人気となっています。水上には『ブギウギ』で新たなファンも増えたようですから、このタイミングでの舞台挨拶は盛り上がるのではないでしょうか」(女性誌記者)
昨年7月期放送のドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)で演じた「医師でライフセーバー」早川宗佑には「こんなに演技がヘタだっけ?」という声もあがっていた水上。「ブギウギ」で演じた村山愛助や「あの花」で演じた特攻隊員・佐久間彰で、しっかり汚名返上できたのではないだろうか。