暴露トークをした側と、された側、双方の芸人がいずれも批判される共倒れのケースだった…。
お笑いタレント・お見送り芸人しんいちが“アテンド”エピソードを明かしたところ、スタジオ、視聴者ともに、気まずい雰囲気になったという。2月10日に放送された「痛快!明石家電視台」(MBS)でのこと。ダウンタウン・松本人志の性加害疑惑問題を受けて、現在、芸能界ではほぼタブー扱いの“女性のアテンド”にまつわる話題だが、この日出演した、芸人ゴシップの情報通だという、しんいちによると、とある「先輩芸人K」が「マジで狙っている女芸人」がいると、切り出したのだ。たちまち興味津々モードになったスタジオで、しんいちは、こう続けた。
「ボクと同じ事務所の女芸人さんがいるんですけど、その方が『私のことを1番わかってくれてるのはKさんで、芸能界で私を1番“おいしく”してくれるのもKさん』って言うてるんですよ」
そこで、しんいちは、その言葉をKに伝えた。すると、「(Kは)それまでは全然女として見てなかったのに、その女芸人さんを女として見出して、『じゃあしんいち、3人でまずはご飯行こうか』って言い出したんです。で、『しんいち、マジでオレらが2人でホテルから出てきたら笑う? 笑わへん? どっち?』とか言ってきたんですよ」(しんいち)と、Kがその女性芸人との距離を縮めようとしていたというのだ。しかも実際に、しんいちとK、そして女性芸人の3人による食事会は開催され、その最中にKは、「しんいち、うまいこと、抜けてくれ」と、2人きりになることを画策していたとか…。
「こんな話を明かしつつ、しんいちは、この『K』が次長課長・河本準一で、『女芸人』は、あぁ~しらきであることを暴露したんです。当然、スタジオにいた河本は『お前、やめとけ! アカンやろ!』と大慌て。また、“ターゲット”がしらきだったことには客席から『えぇー!』とドン引きの悲鳴が。構図としては、先輩芸人が好意を抱く女性を食事会に誘い、タイミングを見て2人きりにさせるという今話題になっている“アテンド”に近いものだったことから、視聴者からは、ネットに『もうこういうので笑えない』『よくこんな話、今できたな』との声がチラホラ。さらに、しらきも河本も既婚者ですから、『こういう家庭を壊すような暴露はやめたほうがいい』『しらきっていうのが物凄い生々しいし、リアル』『慕ってきた後輩をすぐホテルに行けるかもって判断する男ってどうなの』『しんいちは自分のトークで笑わせてるところを見たことがない』など、河本としんいちに対するネガティブな反応が多く、双方にとって全く得のない暴露トークになってしまいました」(テレビ誌ライター)
自分の芸を“おいしく”してくれた河本を、あくまで先輩としてリスペクトしていたしらきにとっても、あまり知りたくなかった事実なのではないか。
(木村慎吾)