2023年9月4日にデビューした韓国のボーイズグループRIIZE(ライズ)が、「とにかくレベルが高い」と注目を浴びている。東方神起やEXOなどが有名なSMエンタテインメント所属で、ダンス歌よし、顔よし、カリスマ性ありで、韓国ではシングルアルバムが発売1週間にしてミリオンセラーを達成。NCTのメンバーだったショウタロウとソンチャンが改めてデビューすることでも大注目され、“ポストBTSか!”と、日本でも多くの女性誌がその動向を追いかけている状況だ。
そんなRIIZEはさる3月8日、早くも日本の音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演。唯一の日本人メンバーであるショウタロウが中心となって日本語でのトークにも対応したことが、視聴者の好感度を誘ったのだが…。
「旧ジャニーズ事務所の性加害問題以降、テレビ局がジャニーズに“忖度”することがなくなり、他の事務所の男性グループが出演できるようになりました。それはいいんですが、番組の作り方がいい加減になってきているんじゃないかと首をひねる男性グループのファンが増えてきているんです」
そう語るのは、K-POP事情にも詳しいさる音楽ジャーナリスト。続けてもらおう。
「今回のRIIZE、久しぶりに大きく話題になっているグループなのに、紹介のされ方がおざなりでガッカリという声が上がっています。もともとショウタロウは、GACKTのバックダンサーをやっていたという経歴を持っているのですが、たまたまなのか狙いなのか、同じ回にGACKTも出ていたんです。ファンたちはザワつきましたよ。“これは何かサプライズがあるのでは?”とね。なのに、ショウタロウとGACKTの関係が番組でクローズアップされるわけでもなく、トークのネタにもされなかったんです。ただ単に長~いGACKTのコーナーがあるだけで…。でも、途中でGACKTが“ショウタロウは自身のバックダンサーだった”ということにちょっぴり触れてくれたので、RIIZEファンからは、それが唯一の救いだったと声が上がっています」
旧ジャニーズへの忖度がなくなったと言われる音楽番組だが、今度は男性グループのファンたちの目が番組に厳しく注がれ始めているようだ。