現在25歳のお笑い芸人・やす子が“35歳までに実現させたい夢”を打ち明け、感動のリアクションが相次いでいる。
6月24日放送の「1分間の深イイ話」(日本テレビ系)では、やす子が雑誌に連載している「死ぬまでにやりたい10のこと」という漫画が紹介された。リストには、芸人として人生を全うする、大型犬を飼う…などがあったのだが、その中で唯一「35歳までに」と期限を設けていたのが「子ども食堂」を開くというものだった。
やす子自身、夏休みをパンの耳だけで乗り切るという極貧の幼少期を過ごし、空腹に苦しんだ経験から、「子ども食堂はちゃんとやりたいと思っているので、必ずやるように年齢を定めています。お腹が減っている子にいっぱい食べさせてあげたい」と構想を語った。
元々は漫画家になることを夢見ていたが、高校卒業と同時に自衛隊に入隊。当時を「うちの家庭はそこまでお金がないし、就職しないといけない空気なんだなっていうのは小学生ぐらいからは分かってました」と振り返り、食住が揃っている自衛隊を選んだのだという。
入隊が決まると真っ先に「これからはようやく好きなものが食べられると思った」といい、そうした経験が「子ども食堂」を開くモチベーションになっていると語っていた。
「実際、やす子も『子ども食堂』のお世話になった過去があり、今度は自分がお腹を空かせた子にいっぱい食べさせてあげたいと思うようになったそうです。ちなみに昨年6月に出演した『ボクらの時代』(フジテレビ系)では、将来の夢を聞かれ、『40歳くらいを過ぎたら動物のお医者さんを目指すために獣医の勉強をしようと思ってます。小学校1年生の頃からアルバムに書いてました。ずっと動物のお医者さんになりたいなって』とも語っており、彼女には“困っている誰かのために何かをしたい”という思いが常にあるのでしょう」(テレビ誌ライター)
他者への感謝や思いやりを忘れない素直な人柄が改めて垣間見られたコメントだった。
(木村慎吾)