ジャイアント白田を引退に追いやった“大食い界の異端”ギャル曽根の「戦略勝ち」

 フードファイターとしてブレイクし、現在はママタレやグルメ系のジャンルで活躍するギャル曽根について、かつてのライバルが“面白くなかった”と素直な本音を漏らしている。

 7月2日、フジテレビ系「ぽかぽか」にゲスト出演したのは、テレビ東京系「TVチャンピオン」の全国大食い選手権で優勝経験のある元フードファイター・ジャイアント白田。全盛期には大量のラーメンやカレーを次々に完食していく様が大きな注目を集めたが、ある人物の台頭によって、限界を感じるようになったという。

 白田は、フードファイター同士がバチバチな関係だったのでは?と聞かれ、「全然。試合中はものすごいバチバチですけど、終わったら結構、大食いのあるあるトークとかで気が合うんで。皆、めちゃくちゃ仲良かったです」と、良好な関係性だったと説明。しかし、大食いブームの基礎を作り上げた白田らにとっての懸念はギャル曽根の存在だった。

 白田は、自分たちのブームよりも「もうちょい後」にデビューした彼女について、「ギャル曽根ちゃんがバーッて人気が出てきた時に、僕、『あ、もう辞めよう』って思って」と明かす。

 というのも、それまでフードファイターの間では大食いバトルを「試合、競技、そういう気持ちでストイックに取り組んでいた」ものの、「あの子、割と試合中にメイクを直すとか、ちょっとバラエティー的なことをちょいちょいやるんで…」と大食いとは関係のない所作が見られたという。

 静かに不満を表明する空気感を察知したお笑いコンビ・ブラックマヨネーズの小杉竜一が「柔らかく言うてますけど、“舐めてんじゃねぇぞ”という」と合いの手を入れると、白田は「そういうところも、バラエティーなんで(ギャル曽根の目立つ映像を)いっぱい使うじゃないですか。あんまり面白くないんですよ」と本音を漏らした。

 また、MCのハライチ・澤部佑から「ガチの戦いにショーを持ち込むなっていう」と指摘された白田は「そうそう」と同調。ギャル曽根の斬新なパフォーマンスに、当時のフードファイターたちは複雑な心境だったようだ。

「ただ、大食いブームが下火になる要因の一つとして、口の中に次々と食べ物を詰め込むフードファイターたちの食べ方に眉を顰める視聴者が増えてきたことがあります。その点、ギャル曽根は当初より、ひと口ずつ綺麗に食べ進めており“見ていて安心する”と好評。先輩たちとは違い、“美味しい料理を美味しくいただく”という見せ方を確立しました。おそらくメイク直しなどはそうした姿勢を示すためのパフォーマンスの一環だったのでしょう。大食いブームが去った現在でも食にまつわる仕事で活躍していることから、大食いファイター一本のプロたちは“畑を荒らされた”と感じたのでしょうね」(テレビ誌ライター)

 つまりは、時代の流れや先輩の“欠点”を見出し、スタイルをアップデートさせたギャル曽根の戦略勝ちということだろう。

(木村慎吾)

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