2020年6月に妻で女優・佐々木希を裏切る不倫が発覚したお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が7月13日放送の「スッパイは成功のもとTV」(ABEMA)に出演。街頭での好感度調査でまさかの結果が出たことに「マジっすか!?」と驚く一幕があった。
六本木ビルの多目的トイレを使った不倫行為ということもあり、世間から猛バッシングを受けてレギュラー番組やCMなど、あらゆる仕事がゼロになっていた渡部。22年に復帰して以降もなかなかバラエティ番組からのオファーはなく、YouTubeなどでの地道な活動を続けていたが、「スッパイは成功のものTV」では活動再開後初となる冠番組となり、渡部本人も「最初はドッキリかと思ってました」と驚いている。
若手時代から長く付き合いのあるくりぃむしちゅー・有田哲平をゲストに迎えた初回放送では、道行く一般人に「渡部建は好き?嫌い?」などの「好感度調査」を実施。男女別に回答を集めたところ、不倫騒動に厳しい女性からは「好き」が34%で、「嫌い」が66%という結果となり、渡部は「(“嫌い”が)8割ぐらいを覚悟してたんですけど…」と予想外の数字に言及した。
一方、男性は「好き」と答えたのが82%にも達し、「嫌い」はわずかに12%だったと紹介され、有田が「すごくない!?」と反応すると、渡部も「ホントっすか? めっちゃくちゃ嬉しい」「女性よりは(“好き”の割合が)多いだろうなとは思いました。でも、マジっすか!?」と驚いている。
「グルメへの造詣の深さや、博識さを生かした“デキる男”として売っていたこともあり、多目的トイレ内での不倫行為という報道内容との落差が大変なヒンシュクを買いました。ですが、今回のデータを見るに徐々に世間の怒りも静まってきているのかもしれません。その要因として、アンジャッシュがブレイクしたキッカケである“すれ違い”コントのクオリティーの高さを挙げる人や、配信番組出演時の共演者からのイジりに巧みや返しを見せている点などを指摘する人が多いですね。特にABEMAでは何度か渡部にバラエティのゲスト出演をオファーしており、以前とは違い、謙虚で低姿勢なスタンスながら、スキャンダルへのイジりを絶妙な自虐で返している様子が結構好評だったようですね。このあたりの立ち振る舞いの巧さは、同じ“スキャンダル芸人”の宮迫博之やFUJIWARA・藤本敏史、TKO・木下隆行らに比べても、嫌味がなく、いい意味でトゲが抜けて丸くなったような印象を与えているとも言えるかもしれません」(テレビ誌ライター)
また、コツコツと更新を続けてきたYouTubeチャンネルの登録者も31万人と伸びており、再生回数も安定して20~30万回を記録している。
こうした地道さ、泥臭さこそ、渡部に唯一足りなかった要素。謙虚キャラは維持し続けなければならないだろうが、いよいよ本格的な地上波復帰も遠い未来の話ではなくなってきたのかもしれない。
(木村慎吾)