今回は、夫婦でバレーボール日本代表の古賀紗理那選手と西田有志選手の2人について占ってみたいと思います。相性を見ることにより、結婚がこの2人にとってどういうものなのかがわかるかもしれません。
今回使用するのも、ホロスコープのダブルチャート。2人のホロスコープを出し、組み合わせることによって相性などを見る占法です。ホロスコープというのは、西洋占星術に欠かせない星の配置図のこと。その人が生まれた瞬間に、どの星がどの場所に位置していたかを見ます。それを分析することにより、その人の性格や人生、意識、好み、価値観、才能、恋愛、仕事等、詳細がわかるとされているのです。また、過去・現在・未来についても占うことができます。では、さっそく2人のホロスコープを重ね合わせ、相性を占っていきましょう。
2人のホロスコープを見た時、まさかの結果に驚いた私。というのも、2人の惑星が90度、180度という厳しい角度ばかり取っていたからです。例を挙げてみましょう。古賀選手の太陽と西田選手の月、古賀選手の月と西田選手の金星が180度。そして、西田選手の太陽と古賀選手の火星、2人の水星が90度なのです。太陽はその人の性格や人生、生き方などを象徴する最も重要な星。月はその人の内面や感情、好み、心理を表す二番目に重要な星とされています。また、火星は情熱、衝動、行動力などを表し、水星は知性や思考パターン、言語、コミュニケーションなどを表す星。2人の場合、こうした星々が摩擦や葛藤を意味する90度、衝突と対立を意味する180度形成しているのが特徴といえるでしょう。
ここからわかるのが、2人は決して甘いムードに包まれたラブラブ夫婦ではないということです。それよりも衝突を通して学び合い、刺激を与え合い、成長する関係でしょう。そのため、時には「良きライバル同士」として、またある時は「師弟として」接しているのではないでしょうか。しかしながら、そんな関係性を2人は好ましく思っているはずです。なぜなら、古賀選手の太陽は双子座、西田選手の太陽は水瓶座と同じ風のエレメンツ（グループ）に属しているから。風のエレメンツは物事を合理的かつクールにとらえ、割り切ることができる性質を持ちます。たとえ2人が意見の一致を見なくても、お互いの言い分を受け入れ、認め合えるでしょう。心の底から理解したり共感したりできなくても、「ま、それもアリかな」とすんなり受け止められるはず。
一方、感情面ではどうかというと、古賀選手の月は蟹座、西田選手の月は蠍座で、同じ水のエレメンツに属しているのです。水のエレメンツは豊かな感受性と情緒を持ち、愛情深いという性質の持ち主。だからこそ2人は自然に惹かれ合い、結ばれたのでしょう。このように、太陽だけでなく月までも同じエレメンツの2人ですから、ときおり起きる摩擦や葛藤、もしくは衝突、対立などは許容範囲のはずです。わかりやすい言葉で表すと、2人は「雨降って地固まる」だけでなく「結局のところウマが合う」相性だということ。そしてこれこそが、2人を強く結び付けている秘密なのです。
(三田モニカ）
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」（いずれも青志社）など。
