鳥取県智頭町の“ピンク色の駅舎”で知られる恋山形駅への「気持ち悪い」投稿で批判を浴びるラッパー・呂布カルマが、高校生との“SNSガチ喧嘩”を展開しているとして呆れる反応が寄せられてしまった。
発端は9月22日のXでの投稿。呂布は駅舎全体がピンクに塗られ、至る箇所にハートのマークやアニメのイラストが描かれた恋山形駅の写真を添えて「何だこの駅…気持ちわりぃ…」「俺が暮らしてる街の駅だったら使いたくないけどな普通に」などと綴った。翌23日の投稿でも、町おこしの意味合いが含まれた同駅の装飾について「一時的にオタクの豚が集まったとこで一般人の足は余計遠のくだけだ」「他の産業が弱った地方が藁にもすがる思いでオタク相手にロリコン営業やってんのもマジで辛い」とバッサリ。
すると、これに不快感を示す多くの一般ユーザーとも毒舌なレスバトルを展開し続けた呂布は、“多方面にケンカを売る炎上商法”だと指摘する高校1年の男子ユーザーにも「黙れよサッカー部」「少年じゃん。売れてる曲だけ聞いてリフティングの練習しとけ」などと煽る。さらに“オタクの文化を叩いて楽しい?”との問いには「オタクでサッカー部かよ、最悪だなお前」「サッカーだけやってろガキ」などと荒々しい口調で切り捨てていた。
「呂布の『気持ちわりぃ』投稿については、2ちゃんねる創設者の実業家・ひろゆき氏が『人の嗜好には好き嫌いがあります』『アニメキャラに文句を言うのも自由』だとして擁護していますが、批判的なリプが集中するのは自業自得でしょうね。また、当該の学生ユーザーからは『さっきからサッカーとか関係ない事ばっか言って議論から逃げたんなよ、、大人が高一相手に口論で負けて情けねーなホント、、、ラッパーなら本質ついたアンサー返せボケ』とやり返されるなど、9歳の長女と4歳の長男を育てる41歳のパパとは思えない“ガチレスバトル”が続き、ネット上には『高一男子に完全論破されてる呂布カルマ、ダサすぎておもろすぎるwww』『サッカー部にすらラップバトルで勝てんのか…』『呂布カルマの返しがどれも全部だっさい』『“黙れよガキ”とかこれがラッパーバトルやってる人の言葉のレパートリーなんですね』などと呆れた反応が並んでいます」(テレビ誌ライター)
一連のバトルの後は、呂布はXのプロフィール文に「サッカー部とアニメアイコンは話しかけるな」との説明を加えており、高校生からの反論は本人には割と“ダメージ大”だったのかもしれない。
また、呂布の「気持ちわりぃ」発言を巡っては、その後、鳥取県の平井伸治知事が9月26日の県議会で「叩くよりたたえよう」「鳥取県は基本、炎上商法でやってますので、そういう意味では、まんまと引っかかったなというところがあった」と発言。
これに呂布は10月4日放送の情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)にリモート出演し、「つくづくセンスねえなって感じですね」と苦笑いしていた。そして、鳥取県が、今回の呂布の発言を機にSNSキャンペーン実施を決定したことには、呂布は「それ自体はポジティブな動きだと思うので、いいことだと思う。それであそこがにぎわうなら誰も損しないので、それはいいことだと思う」とコメント。
どうやらマジレスバトルは“雨降って地固まる”といった感じで、ソフトランディングしそうな気配である。
(木村慎吾)