神木隆之介が主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)の第4話が11月17日に放送され、世帯平均視聴率は7.5%だった。
今回の物語では、幼い時から朝子(杉咲花)に何かと突っかかる百合子(土屋太鳳)との関係性が明らかになった。
話は1945年8月9日、長崎に原爆が投下されたその日に遡る。
この日、キリスト教の熱心な信者だった百合子の母・寿美子(山本未來)は、2人の娘を連れて、長崎の浦上教会でのミサに参加しようとしていた。百合子は長崎に行きたくなくて隠れていたのだが、それを朝子が寿美子に教え、一緒に行かざるを得なくなった。
その結果、長崎で被爆した姉・千鶴(竹井梨乃)は死亡。寿美子は白血病を患ってしまった。もし、朝子が、自分の居場所を寿美子に教えなければ、船に乗り遅れ、自分たちは被爆せずに済んだのではないか…。百合子は、母や姉の運命を変えたのは、朝子のせいだと恨んでいたのだ。
時は流れ1958年、百合子は荒木進平(斎藤工)からネックレスを渡される。それは、母が千鶴に贈ったメダイ(マリア像が彫られたお守り)のネックレスだった。前話で端島を襲った台風の後、進平が端島に流れ着いた瓦礫の中から見つけたものだった。
この奇跡に、百合子は朝子に許しを請い、同時に朝子を許し、長年のわだかまりから解放されるのだった。
「今話での土屋の演技は、視聴者から絶賛されました。『百合子演じる土屋太鳳さんの演技が素晴らしくて、涙なしには観れませんでした』『百合子が朝子に対して何百回何千回と心のなかで葛藤してきたことを思うと涙が止まりませんでした』『土屋太鳳の気持ちのこもった演技で胸が熱くなりました』など、大きな感動で涙腺崩壊した視聴者が続出したようです」(テレビ誌ライター)
次回は、炭鉱で栄えた端島が鉱山のロックアウトを実施。鉱員の運命は…。ますます目が離せない展開が待っているようだ。