新米パパとしての奮闘が周囲への“当たりの強さ”につながっているようだ。
2021年に、元フリーアナの夏目三久と結婚。今年3月に第一子をもうけたことを発表していたお笑いタレント・有吉弘行による“グチ”が賛否の対象となっている。
11月24日、有吉は自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN)の終盤、生後8カ月の赤ん坊を乗せたベビーカーにまつわるエピソードを語り始めた。
「ベビーカー押してる時に、(ベビーカー)優先のエレベーターがあるじゃん。ベビーカー押してるから、“すみません”って思いながら、優先のエレベーター乗ったら、ギリギリ(入れた)。で、乗ってたのは元気な若者で。若者が紳士ぶって“開く”ボタンを押していて」と、ベビーカー優先のエレベーターに若者が同乗していたという。
これに有吉は、その場で口には出さなかったものの、心の中で「いや、お前、降りろよ」と感じていたと明かし、“元気な若者”以外にも「外国の人もさ、降りないの。すっごいおしゃべりしてんの」「腹立つよね」と外国人もベビーカー優先のエレベーターであることに気付いていないケースがあると嘆いたのだ。
有吉は49歳にして第一子をもうけ、最近ではパパとしての葛藤を口にする機会も増えている。5月に新CM出演のインタビューを受けた際には「子供が生まれて2ヶ月くらいなんですけど、なかなか甘くないですね」「1日中抱いてるとやっぱり大変。疲れますよね。あと、何にも言うこと聞かないですね」とコメント。また、同月の「有吉クイズ」(テレビ朝日系)でも、以前は子供が生まれた芸人たちに「ボーッとするなよ」「しっかりしろ!」と突っ込んでいたが、いざ自分がパパになると「みんな、こんな大変な中で仕事してるんだ…って思って」「(パパ芸人に毒を吐いていた自分が)恥ずかしい」「そりゃしょうがないよ」と話し、子育ての苦労を痛感したという。
「さらに、他の芸人の育児にまつわる“軽はずみな発言”に過敏に反応したこともあります。『SUNDAY NIGHT DREAMER』で長く共演する所属事務所の先輩・デンジャラスの安田和博が、7月14日の放送で、酷暑の中で子供を外出させることについて『お母さんも大変だしね、抱っこしながら』と語ったところ、すぐに有吉は『お母さんって限定しないでほしいですけどね。絶対にそれやめてほしい。オレも抱っこしてますから』『お父さんは大変じゃないのかな?オレも抱っこしてるからね、驚いたわ』などと“注意”。『世間のお父様方を敵に回したんじゃない?オレだって大変だからね』とも述べ、育児に奔走しているのは母親だけじゃないと強く強調していました。現在12本ものMC番組を抱える超多忙な有吉が普段の育児にどれだけ関わる事ができているのかは不明ですが、3月に子供が産まれて以降はとにかく“育児頑張ってますアピール”がトークの随所で感じられ、ベビーカーの利用中もややピリついた状態だったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
ただ、多くのエレベーターはベビーカー“優先”ではあるものの、“専用”というわけではない。また、若者や外国人が乗っていたせいで、ベビーカーを押していた有吉が同乗できなかったというエピソードでもないことから、今回の“グチトーク”には「自分がそっち側になった途端に」「順調に子持ち様だね」「“専用”だと勘違いなさってますね」などの指摘が寄せられたほか、「子育てに中途半端に参加してる男のあるあるなキレ方」との声もあった。
イライラする気持ちもわかるが、“口の悪さ”もあり、あまり世間からの同情を買うには至らなかったようだ。
(木村慎吾)