「千葉雄大は秋から冬に向かってぽっちゃり化する」「千葉雄大のふっくらした頬を見ると秋を感じる」そんな声をネット上で初めて目にしたのは、2019年の11月だった。
翌20年4月から始まった「いいね!光源氏くん」(NHK)で千葉演じる光源氏を見て「太った」「痩せろ」と厳しい声があがるのを見ながら、千葉も31歳になったし、お酒が好きだと公言しているのだから、経年変化を味わわせてもらおうよと思っていたら、気付けば千葉も35歳。11月20日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)に出演したこと自体にも「え?」と驚いたが、占われる人が自己申告した回答を占い師(上の平多香)に読んでもらう「自作自演占い」では、占い師(上の平)から「あなた、若い頃から『かわいい』と言ってもらうことが多いのね?でも、あなた自身はもう『かわいい』の賞味期限は切れていると思っている。それでもそう扱ってくれた時に、どう答えたらいいか、悩んでいるのよね?」と言われ、「何でわかったんだろう」とつぶやいて見せたからさらに驚いた。
千葉によると、イベントなどで「かわいい」と言われると、本来なら「ありがとうございます」と即答すべきところで、「自分の自意識が邪魔」をしていまい、「本当に思ってます?」「(かわいいの)賞味期限切れてるんで」と自虐的に答えてしまうそうだ。
そんな悩みを耳にしたとたん、心の中の真矢みきが「悩まないで!」と千葉に声をかけていた。千葉には「おじかわ」=「おじさんなのにかわいい」というポジションのパイオニアになってほしい。千葉の3歳年上である小池徹平が「おじかわ」ポジのパイオニアになってくれるかと思っていたが、小池は「ヤバおじかわ」=「“ヤバイおじさん”なのにかわいい」ポジへと舵を切り成功してしまったから、ぜひ千葉には後任としてこの任務を遂行してもらいたい。
「かわいい」という言葉には幅がある。白内障の手術を受けたと明かした53歳の塚地武雅だってかわいいし、妻ではない女性と腕を組んで歩く姿が報道された77歳の岸部一徳だってかわいい。千葉にとってもっともヒントになりそうなのは、72歳の現在もかっこよくてかわいい草刈正雄だろうか。
今後、イベントで「かわいい」と言われたら、まずはジタバタする自意識を抑えて「ありがとうございます」と即答、それから自虐的発言ができるように練習してほしい。
(森山いま)