タレントの中居正広が1月23日、芸能界を引退すると自身の有料会員サイトで発表した。
中居を巡っては昨年12月に20代女性との「性的トラブル」が報じられて以降、次々とレギュラー番組6本すべてが終了したことを受け、引退を決断したようだ。投稿の中には、「ご報告にあたりましては、私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの打ち切り・降板・中止・契約解除当に関する会談がすべて終了し、本日となった次第でございます」との一節があることから、それが読み取れる。
報道を総合すると、事の起こりは、2023年6月当時、中居と面識があった被害女性の芸能関係者・Xさんは、テレビ関係者を含め、3、4回食事を共にしたこと。「トラブル」当日は、フジテレビ編成幹部のA氏ら複数人での食事会の予定だったが、中居とXさん以外の参加者は現れず、中居の自宅マンションで2人きりになったところでトラブルとなったようだ。Xさんは“A氏に仕組まれた”と感じたという。当時のXさんは、被害届を出せば自身の名前が公になるのではと懸念し、被害届提出をあきらめ、中居がXさんに約9000万円(一部メディアでXさんはこの金額ほどはもらっていないとコメント)の解決金を支払うことで、示談の形になったが、昨年末の「女性セブン」「週刊文春」の報道で、その“深刻な全貌”が明らかになっていった。
「中居を擁護するつもりは全くありません。トラブルがあった日の詳細は明らかになっていませんが、今回の一件は、やはりフジテレビの初動に大きな問題があると思います。まず、Xさんを食事会に誘ったとされるA氏をフジテレビが“放置”したことです。今回の件が発覚してすぐに、A氏に対し事情聴取をするなり、事実確認をするなり、過ちがあれば処分するなりと社として対処していれば、ここまでの騒動になったでしょうか。さらに、1月17日にフジの港浩一社長が行った“閉鎖的記者会見”が火に油を注ぐ形になってしまいました。フジテレビがA氏に謝罪させなければ、この問題が終わらないのではと思います」(芸能記者)
Xさんの個人情報を守りつつ、フジテレビには、十分な説得力のある形で、事実を明らかにしてほしいものだ。