SMAP解散後、初の主演ドラマ対決として注目されていた草なぎ剛主演ドラマ「嘘の戦争」(フジテレビ系)と、木村拓哉主演ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)。平均視聴率は「嘘の戦争」が第3話まで11.7%、「A LIFE」が第2話まで14.45%と、木村が一歩リードしている。
しかし、2人の演技者としての評価は、視聴率とは相反するようだ。
木村に対する視聴者からの反応は「キムタクはやっぱりキムタク」「他の俳優が自然な演技なだけに、キムタク1人だけ浮いてる」「単なる木村の仮装シリーズ。リアリティに欠けるし、内容も演技も稚拙」と手厳しい。
一方、草なぎは「第3話の演技力は神がかっていた」「ただならぬ存在感。どんどん物語に引き込まれる」「役者としてまた成長している!」など評価は高い。
芸能ジャーナリストも「今後は木村も草なぎも俳優業に専念していくだろうが、木村は前途多難」と言う。
「木村は一見チャラ男で破天荒な男だけど実はデキる‥‥というヒーロー役ならハマりますが、『A LIFE』のような医者役には不向き。一方草なぎは、善人もできるがダークヒーローもできるなど、演じられる役柄の幅が違うんです。草なぎは演技者として“いぶし銀”のような俳優になれるでしょう」
SMAPイチの苦労人は、ここにきて評価もうなぎ登りのようだ。