ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ系)のエンディングで披露されている通称「Happy?ダンス」が、じわじわと話題性を高めている。三代目 J Soul Brothersの新曲「Happy?」に合わせて出演者が踊りまくるもので、当初は昨年10月期のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)から火が付いた「恋ダンス」の二番煎じと言われていたが、回を重ねるごとに認知度が向上。ネットでは“踊ってみた動画”の投稿も増えている状況だ。
そんな「Happy?ダンス」、実はダンスとしての難易度は「恋ダンス」よりも上だというのである。パッと見は「恋ダンス」より覚えやすいと感じる人も少なくなさそうだが、その理由をダンスに詳しい女性誌ライターが明かす。
「大きな理由のひとつは曲ですね。恋ダンスのほうは星野源さんの『恋』が、一般的にイメージされるダンサブルな曲ではないため、リズムを掴みづらいのです。一方で『Happy?』は三代目JSBらしいダンサブルナンバーですから、誰でも自然に体が動いてくるはず。毎小節ごとに“キメ”が入るので、全体の流れも把握しやすいはずです」
そしてもう一つの理由はダンスの違いだという。「恋ダンス」ではPerfumeなどを手掛ける振付師のMIKIKOが振り付けを担当し、細かい手の動きが印象的だ。かなり複雑な振付ではあるが、下半身をあまり使わずに済むので、テレビの前に座りながら手の振りを真似していれば覚えられるという。
「それに対して、『Happy?ダンス』はアイドルダンスに近い振り付けですね。下半身の動きが大きく、全身を使って表現する動きがメインなので踊りこなすのは大変ですが、テレビで見慣れているため覚えやすくもあるのです」(前出・女性誌ライター)
動きの大きなダンスは大人数で踊ったときの迫力が半端ないはず。3月の卒業式や送別会に備えて、「Happy?ダンス」を覚えようという機運はますます高まりそうだ。
(白根麻子)