「ミセス大森元貴の言葉」がSNSで大反響!40代女性ファンが感涙した「体調なんてものはない」の真意とは
人気3人組バンド、Mrs. GREEN APPLEのボーカル・大森元貴が、久しぶりに行ったとみられるインスタライブでの一言が、SNS上で大きな反響を呼んでいる。
問題のインスタライブは8月12日に行われたとされ、その音源がファンによって拡散されているのだが、配信中、ファンから寄せられた「体調崩してませんか?」という質問を読み上げた、大森は「体調なんてものはないんです」と答えた。この答えにコメント欄は一瞬ざわめいた。続けて大森は静かに言葉を紡いだ。
「あの時のほうが体調良かったのにと思うと、今日がなんだかがんばれない気がしてきちゃう。(中略)その日の100点をやっていればいいんです…。その日の100点でいいよ、本当に」
体調を「良い・悪い」で測るのではなく、その日のベストを尽くすことに意味がある。そんな彼の考え方は、単なる健康状態を超えた「人生観」を映しているようだ。
特に共鳴を示したのが、40〜50代の女性たちだ。大学病院に務める看護師はこう言った。
「ホルモンバランスの揺らぎや体力の変化、子育てや仕事に追われる生活リズム。日々『体調』に翻弄されがちな世代だからこそ、大森さんの一言は深く刺さります。『あの頃はもっと元気だった』と過去と比べてしまう患者さんも多く、そんな時に『今日の100点でいいですよ』と言ってあげれば、心を軽くしてあげられるんだ、というヒントをもらいました」
と話す。他にもSNSには、「涙が出た」「自分も今日の100点でいいんだと思えた」といった声が並び、まるで同世代へのエールのように受け取られている。
一方で音楽ライターは「体調がないというのは、彼自身が今、絶好調のゾーンに入っているからこそ言える言葉ですよね」と分析。つまり、今の大森だからこそ出てきた響きだと解釈すし、こう続ける。
「とはいえ、大森さんはこれまでも、突発性難聴の診断や治療の副作用に言及しながら、それを“どう受け止め、どう次につなげるか”という視点を持っている強さがあります。弱さや不調を見せることを恐れず、それを乗り越える姿勢ごと表現に変えていく。その誠実さは、楽曲に込められる希望や再生のメッセージにも重なっています」
今回の「体調なんてない」という言葉も、誰かの生き方を照らすものとなった。過去との比較に縛られるのではなく、今日という一日を生きる力を与えてくれる魔法のような回答。そして、大森元貴の歌声に、一瞬で“絶好調”になったファンが多いからこそ、一層、この言葉が大きな説得力を持ったのだろう。
