「チクショー!」のコウメ太夫は「本当に悔しかった時」には“他人の持ちネタ”口走っていた!
「誰よりも一生懸命ノートを持って、作家さんに質問して、普通の人たちは10分、15分でネタ見せ終わるんですけど、あの人は30分からヘタしたら1時間ぐらい、作家さんから意見を聞いてネタを作ってるんですよ…」
こんなふうに、お笑いトリオ「オテンキ」のボケ担当・のりが語ったのは、関根勤のYouTubeチャンネル「関根勤チャンネル」(9月6日付)。同じ芸能事務所でネタ見せ修行していたころの「先輩」の生真面目さを語り評した。その先輩とは、お笑いピン芸人・コウメ太夫。白塗り、着物、風変りな裏声で「Aかと思ったらBでした。チクショー!」とやる、あの定番ネタも、こうして生み出されたのか?しかしながら、今回の関根の動画のテーマは「ある意味怖い芸能人」を発表する場。のりのトークにはオチがあるのだ。のりが続ける。
「誰よりもマジメにやってるんですよ、どんなに忙しくても。ただ、次の週まったく変えてなくて、まったく同じネタ見せるんですよ。もうみんな怖くて、あんなに質問して『これ伝わりやすいですかね?』とかやって、まったく変えてなくて、“何を見せられてるの?”みたいな…」
さらに、のりはコウメ太夫のエピソードを続ける。それは、バツ1、子持ちのコウメ太夫(2009年、小説家の泉美木蘭氏と離婚)に新恋人ができ、しかしながら振られてしまった時のことだ…。
「コウメさんすごいショックだったみたいで、でも芸人だから明るく振舞ってるんですよ。『コウメさん、残念でしたね』って言ったら、僕は『チクショー!』ってコウメさん言うと思ったんですよ。そうしたらコウメさん、『悔しいです!』って言ったんです…」(のり)
「悔しいです!」は、21年に解散したお笑いコンビ「ザブングル」の加藤歩が、力んだ変顔とともに叫ぶギャグである。
コウメ太夫に話を戻せば、今年6月~8月にかけ放送された綾瀬はるか主演ドラマ「ひとりでしにたい」(NHK)で、綾瀬演じる主人公の上司役を好演するなど演技力に定評がある一方、神奈川県で開かれた「第1回ムーンウォーク世界大会」(13年8月3日)のお笑い部門で準優勝するダンスの実力者。
どれが本当のコウメ太夫なのか。ある意味、確かに「怖い」かも…。
(所ひで/YouTubeライター)
