木村拓哉「武士の一分」で演じた「失明してしまう役」にはアノ名優演じるハリウッド映画の「お手本」があった!
俳優でタレントの木村拓哉が10月8日付けで、自身のYouTubeチャンネル「木村拓哉」を更新。「20回以上観た!」という「おすすめ映画」を明かしている。
「僕が崇拝するアル・パチーノさんが出演されてるんですけども…」と、言って、木村が紹介したそのタイトルは、ハリウッド俳優、アル・パチーノが主役で盲目の退役軍人を演じた「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」(1992年)。木村が続ける…。
「僕が以前、山田洋次監督作品で『武士の一分』(2006年)に参加させてもらったんですけど、お城の毒見役をしてまして、毒見をしてる最中に毒にあたってしまい失明してしまう。光を失われた新之丞って役をやったんですけども、ヒントが何もなくて、目が見えないのに目を開けている芝居をするって山田監督から言われて、『どうすればいいんだろう?』っていう窮地に立たされた時に、すごく救いの手になった。ああ、こういういいお手本があったんだっていう、これはもう20回以上観ました。ソフトを持ってるので、いつでも再生できるんですけど、(テレビで)やってたら絶対観ますね!それぐらい好きです」
代表作「ゴッドファーザー」を筆頭に、アカデミー賞の「主演男優賞」「助演男優賞」に幾度となくノミネートされた名優、アル・パチーノ。だが、「主演男優賞」を受賞したのは、「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」だけ。
木村は、事務所の方針により2007年の日本アカデミー賞主演男優賞のノミネートを辞退しているが、仮にノミネートを受けて入れば、「武士の一分」(2006年)は木村の最優秀主演男優賞受賞が有力だったといっても過言でないだろう。
ちなみに、同回では木村が「おすすめ映画ベスト5」を紹介。その順位は、1位「アウトサイダー」(アメリカ・1983年)、2位「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」(アメリカ・1992年)、3位「HANNA」(アメリカ・2011年)、4位「ハウルの動く城」(日本・2004年)
5位「エール!」(フランス・2014年)とのことである。
(所ひで/YouTubeライター)
