デスクワークの集中力をアップする!暖房の効いた部屋での眠気対策
寒い時期は暖かい室内がうれしいけれど、仕事をしていて眠気に襲われやすくなるのが玉に瑕。デスクワークの集中力が続かずに困っていませんか? 今回は、冬のワーク環境を快適に維持しつつ、眠気に打ち勝って集中力を高めるための対策を紹介します。
眠気を感じたとき、脳と体を覚醒させるには「冷たい刺激」が有効です。冷たい水で洗顔したり冷やしたタオルを首筋や顔に当てたりすると体温調整中枢が刺激され、眠気が一時的に吹き飛びます。
温かい飲み物はリラックスできますが、リラックスし過ぎると集中力が途絶えてしまうため、作業中は常温や冷たい水を少しずつこまめに飲んで体を内側から刺激しましょう。

室温が高過ぎると副交感神経が優位になり、リラックスし過ぎて眠気を誘います。室温は20℃前後を目安に設定しましょう。少し肌寒いと感じる程度のほうが集中力を維持しやすくなりますよ。
また、暖房は空気を乾燥させ、目やノドの不快感から集中力を奪います。加湿器を使って湿度を40~60%に保ち、体感温度を上げて乾燥による疲れを防ぎましょう。気温を上げ過ぎない分、湿度を高めに設定することで寒さを感じにくくしてください。

座りっぱなしは血行を滞らせ、脳への酸素供給を鈍らせてしまいます。60~90分ごとに意識的に席を立ち、体を大きく動かすようにしましょう。窓を開けて外の冷たい空気を吸いながら、簡単な肩回しや伸びなどのストレッチをすると血行が改善するだけでなくリフレッシュにもなりますよ。
昼休みなど時間に余裕があるときには、スクワットや足踏みを数分間行うとリフレッシュ効果がさらに高まります。

冷たい刺激で脳をシャープにする、少し低めの室温で集中力をキープする、そして短い休憩で血流を促す。これらの対策でパフォーマンスを最大限に引き出し、シャキッと仕事効率を高めましょう。
(Nao Kiyota)
