正月恒例「初詣」のきっかけは「テレビも無い時代」のアノ企業のPRが功を奏していた!
正月恒例の「初詣」だが、テレビも無い時代の企業のPR活動により盛んになったのをご存じだろうか。
元テレビ東京局員であり、現在はPR会社を経営する下矢一良氏が、自身のYouTubeチャンネル「下矢一良の正直メディア」(12月28日付)で「初詣」のきっかけを作った企業の名を語った。
「鉄道会社ですよ。年末年始ってお仕事がお休みだし、電車に乗らない。なので電車に乗ってお参りしてほしいというのでキャンペーンが始まったわけよ。…(電車を使って)実家に帰るにしても元旦とかは家族でゆっくりしたいというのが当時のスタイルだったと思うんだけど、もっと使ってほしいということで、川崎大師とか成田山新勝寺とか、あのような大きい有名なお寺に初詣に行こうよとキャンペーンを大々的に仕掛けて臨時列車を出してしまうほどだった。その時限定の初もうで切符とか、テレビなどがない時代なので、ポスターなどをバンバン出していた。各社で当時としては画期的というか、えげつないPRを仕掛けていて、今でいうJR(当時は国鉄)が、正月三が日に臨時列車を出すわけよ。この臨時列車を出すという広告の中で初めて『初詣』っていう言葉が出てきたと言われてる。JRの広告が初詣を作った。…川崎大師は汽車で行く初詣の代表的なスポットということで今日に至るイメージが固まった…」
もっとも「初詣」自体は突然降って沸いたように生み出されたわけではなく、平安時代の「年籠り」に端を発しているが、これは家長が大みそかの夜から元日の朝にかけて氏神神社にこもる風習だったことも下矢氏から語られている。
2025年の初詣参拝者数は、明治神宮(東京)が約320万人で1位、次いで成田山新勝寺(千葉県)の約305万人、川崎大師(神奈川県)の約300万人、浅草寺(東京都)の約295万人、伏見稲荷大社(京都府)の約290万人となっている。
信心深く、ありがたがっていた初詣だが、鉄道会社のPRが絡んで一般に広まったのだと聞くと、ちょっと複雑な気も…。
(所ひで/YouTubeライター)=写真はイメージ=
