子どもの“才能探し”は危険!我が子が輝くために本当に大切なこと
「うちの子は何に向いているんだろう?」「習いごとを増やしたほうがいいのかな?」など、何か特別な子どもの才能を見つけたくて奔走してしまうと迷路に迷い込んでしまうことも。そして実は、その“才能探し”が子どもの目を曇らせてしまうこともあるんです! 詳しくみていきましょう。
才能というフィルターで個性を型にはめてしまう
「絵が上手いから画家向きかも」「走るのが早いから陸上を」などと才能を考えるとき、私たちは無意識に「将来の成果」というフィルターで子どもを見てしまいます。
本来、子どもの行動はもっと自由で無目的です。才能という枠に当てはめようとすると、その枠からはみ出した“その子らしい不器用さ”や“ただ楽しんでいる貴重な時間”を、価値のないものとして切り捨ててしまう危うさがあります。
何ができるかではなく“どうあるか”を眺めるのが大切
才能を探すのを一度やめてみると、視点を変えることができます。逆上がりができるかどうかではなく、鉄棒にぶら下がっているときの楽しそうな表情を見つめてください。計算が早いかどうかではなく、図鑑を眺める真剣な横顔に目を向けてください。
成果を期待せずにただ眺めることで、その子がいま、何に心を動かされているのかという“ありのままの輪郭”が鮮明に浮かび上がってきますよ。
親の役割は「発掘」ではなく“安全基地”であること
子どもにとって最大の才能とは、特定のスキルではなく「自分は自分のままで受け入れられている」という安心感です。親が才能探しという評価の目から解放されたとき、子どもは失敗を恐れずに自分の世界を広げていけます。
存在そのものを全肯定することこそが、将来どんな困難も乗り越えていける折れない心を育み、自ら見つけた才能や目標に向かって突き進んでいけるようになるのです。
「才能は誰かが掘り起こすものではなく、自分自身を信じられる土壌から自然と芽吹くもの」と考えると、我が子の才能についての視点を切り替えることができます。“何者か”に育てようとする肩の力を抜いて、子どもと一緒にその子にとっていちばん楽しい時間を過ごしてみませんか?
(Nao Kiyota)
