もうすぐ新年度。春には心機一転して新しいことに挑戦したり、新しい環境に身を置いたりしてみたいという人も多いのではないでしょうか。
仕事などの都合で、引っ越しをする人も多いかもしれません。引っ越しは心機一転するにはもってこいですが、この時期は引っ越しシーズンだけに、高くついてしまうのでは、と不安になる人も多いでしょう。
でも、引っ越しを少しでも安くするポイントはいくつかあります。不動産会社にそのコツを訪ねてみました。
■地元密着の不動産屋をまわる
新たな住まいを決めるときは、ネットや大手不動産会社で物件を見るのもいいですが、地元密着型の中小の不動産会社にも足を運んでみましょう。その不動産業者が持っている物件や、大家さんがそこに長年取引を任せている物件など、広く出回らない物件もあり、お得な条件で借りられることも。
■急がないなら4月以降がベスト
2~3月は不動産業界は繁忙期。引っ越し業者も高い設定にしていることが多いため、急がないのであれば4月以降のタイミングにするのがベスト。大家さんも借り手がつかないことは避けたいため、「家賃2000円値下げ」や「敷金礼金なし」「フリーレント(最初の1~2カ月の家賃を無料にしてもらう)」などの価格交渉にも応じてくれやすくなります。
■築浅以外の物件も見てみよう
古い物件は内装もボロそうで嫌という人も多いですが、実は築年数の古い物件でも、最近は畳をフローリングに、風呂もユニットバスに、トイレは温熱便座のものにと、内装をしっかりリフォームしてきれいにしている物件が増えてきています。外観の古さを気にしないのであれば、選択肢に入れたほうが安くていい物件に出会える可能性アリ。
■引っ越し業者は相見積もりをとって伝える
引っ越し業者を選ぶ際には、同じ引っ越し荷物で複数の業者に相見積もりをとるのが鉄則。その上で、それぞれの引っ越し業者に「あそこは○○円だった」など、安かった業者の値段を伝えましょう。すると「じゃあうちは○○円にします」と、それより安い値段で対応してくれる可能性アリ。つまり、引っ越し業者同士で価格競争をさせるのです。
■引っ越し日は平日に
引っ越しの日程は、平日に設定するのがベスト。土日祝日には、引っ越しの件数が多くなるので、値引きなどにも対応しづらいですし、そもそも平日と休日とで価格設定が異なることがほとんどです。また、引っ越しは午前中よりも夕方のほうが安くなることが多いので、平日に休めるのであれば平日の夕方に設定することをおすすめします。
これらを念頭において、ぜひ損のない引っ越しにしましょう!