テイラー・スウィフトの自宅屋根をうろついていたストーカーが出廷した。テイラーを数カ月に渡って追い回していたとされ、今年3月6日にストーキングおよび不法侵入の疑いで逮捕されたモハメッド・ジャファー被告が6月12日、マンハッタン最高裁判所で行われた審問に出廷。今年の2月にニューヨークのトライベッカ地区にあるテイラーの自宅マンションに姿を現すようになってから、執拗な行為に及んでいたことが明らかになった。
検察官は審問中、「被告人は(テイラーの)マンション内にある監視カメラにより、マンション内に入ろうとする姿を捉えられている。そしてマンションの外側と屋上で約4時間を費した」と詳細を語った。
ニューヨーク・デイリー・ニュース紙が入手した書類によれば、ジャファー被告は1月、テイラーと連絡を取ろうと所属マネジメント会社に2週間の間におよそ60回も電話をかけていた。さらに彼は、今年の2月6日にテイラーの自宅に現れ、再度13日に姿を現した時には退去を求められるまで1時間に渡ってテイラーのドアベルを鳴らし続けたという。そして翌日も同様におよそ45分間に渡ってドアベルを鳴らしていたとされ、また15日にもテイラーの自宅外で姿が確認されているという。
ジャファー被告は罪状否認の際、「当然ながら無罪」と述べた。法廷に同伴した家族によれば、被告は双極性障害を患っているものの、現在は治療により回復してきているところだという。