大晦日に放送される国民的歌番組「NHK紅白歌合戦」の紅組司会者として、お笑いタレント・渡辺直美の名前が挙がっていることをスポーツニッポンが報じ、驚きの声が上がっている。
「紅白の女性司会者は、去年の有村架純、一昨年の綾瀬はるかをはじめ、吉高由里子、堀北真希、井上真央など、この10年は朝ドラや大河ドラマで活躍した女優が務めてきました。それなのになぜ、渡辺直美の名前が挙がったのか不思議でなりません」(女性誌記者)
確かに紅白と渡辺が結びつく要素はなさそうに思える。だが、可能性十分とみる声もあるのだ。
「渡辺はインスタグラムのフォロワー数が700万人を超え、日本一と言われているほど老若男女に好感度が高い。今年の2月からは音楽番組『シブヤノオト』の司会を務め、紅白に出演する基準の一つ“NHKへの貢献度”という条件も満たしています。ナショナルクライアントのCMにも登場しているし、資格は充分満たしていると思いますよ」(テレビ誌ライター)
仮にこれが実現すると、お笑い界から紅白司会に起用されるのは平成7年、8年の上沼恵美子以来の快挙となる。
この新聞報道に小躍りしたのは事務所ばかりではない。ドラマ「カンナさーん!」(TBS系)のスタッフも大いに喜んでいるというのだ。
「スタート当初は12%台だった視聴率が、このところ急落。5日に放送された第8話では、7.9%まで落ちてしまった。一時は年末のスペシャル候補とまで言われていましたから、最終回でもう一度盛り返したいところです」(番組関係者)
元々このドラマは低予算で、放送前は局内でもあまり期待されていなかったそうだが、渡辺人気で快走。ラスト前に斉藤由貴の不貞というアクシデントに見舞われたものの、最後は初回を超える数字での大団円が期待されている。
この勢いで渡辺は、紅白司会の大役まで射止めてしまうのか。続報が待たれる。
(窪田史郎)