貴乃花親方の息子、花田優一さんが二世タレントとして注目されていますが、貴乃花が現役時代は、お兄さんの若乃花とともに「若貴ブーム」と呼ばれ、女性にも相撲が大人気でした。そしていま、「スー女」なる言葉も生まれ、再び相撲観戦がアラフォー女子の間でも静かなブームになっているようです。
なかでも、初めて見た人を虜にするのが「初っ切り(しょっきり)」。これは、巡業やトーナメント相撲などの相撲の興行では欠かせないパフォーマンスで、取り組みが始まる前に行う相撲の禁じ手を紹介する見世物のこと。興行におけるいわば余興のことで、まるでコントのように笑いが起き、外国人観光客にも大人気です。
相手を蹴ったり、プロレスの毒霧のように水を吹きかけたり、行司をノックアウトしてしまったり。また、プロレス技のラリアットをかけたり、ハリセンやほうきなどの小道具、ときには一斗缶が出てくることもあります。本場所とは違った、魅力いっぱいのパフォーマンスですね。
これを見たいがために、早い時間から巡業を見に行く人もいるとか。10月5日からは秋巡業が始まるので、興味のある人は、日本相撲協会のホームページで巡業スケジュールをチェックしてみてはいかが?