好感度夫婦のイメージが強すぎるのが仇となった!?
仲里依紗が主演を務めるドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)の第3話が9日に放送され、仲が山田裕貴と濃厚な不貞ベッドシーンを演じて注目を集めている。
同作は不貞愛を題材にした人気コミックが原作で、第1話では仲が演じる高森杏寿の夫・純平の背信シーンが描かれており、純平役の塚本高史が松本まりかと、キスからの激しい情事を演じている。第3話では夫に不信感を募らせ、心を乱している杏寿が同業者であるネイルサロン経営者・黒井(山田)と一夜を共にしてしまうのだが、そのシーンを見ていた視聴者からは「どリアル」といった声が溢れた。
「山田が見せた壁ドンからのキス。さらにベッドシーンで『黒井さん、待って…』とつぶやく仲に『待ってないよ』とささやき、山田が押し切ってキスをするシーンには興奮して画面にくぎ付けになりましたね。特段、過激な映像ではなかったものの、バスローブを脱がされた時の仲の表情が完全にオンナの顔だったりと、あまりの生々しさにドギマギさせられました」(エンタメ誌ライター)
ただ一方で、仲は夫の中尾明慶とおしどり夫婦として知られていることもあり、一部視聴者からは「ドラマなのは分かるけど、ちょっと見ていって複雑な気分になった」「やっぱり不貞はよくないね」「中尾と子供さんはどんな気持ちでこのシーン見たんだろ」と、深く憂慮する声もあがっている。
「こういった題材の作品はいかに現実的に見せられるかというリアルさを追求する。つまり、視聴者の妄想をどれだけ掻き立てられるかが話題作になるかのキーといえます。そのリアルさを出すために最も手っ取り早いのが既婚者をキャスティングすること。14年に放送されたドラマ『昼顔』(フジテレビ系)でも、当時、新婚の上戸彩を主演に抜擢したことが社会現象になったポイントでした。私生活では一途に見える演者のほうが、不貞の持つ“禁断の色”をより際立たせられますからね。そういった意味では好感度夫婦で知られる仲と、愛妻家で知られる塚本を夫婦役でキャスティングしたのは見事というほかありません」(前出・エンタメ誌ライター)
「ホリデイラブ」の反響の大きさは数字にも表れており、初回から第3話まで視聴率がすべて5%超えと、深夜帯では大健闘と言える成績を残している。演技力に定評があるものの、これといった代表作がない仲だが、今回のドラマが彼女の記念碑的作品になりうる可能性も十分にありそうだ。
(本多ヒロシ)