木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)の第8話が3月8日放送され、平均視聴率は16.4%と自己最高を記録した。
第7話のラストでは、島崎章(木村)の上司・村田五郎(上川隆也)が、拳銃を持った植野(萩原聖人)に左太腿を撃たれる。植野は、五十嵐民事党幹事長(堀内正美)の元秘書で、幹事長の不正の罪をかぶせられ裏切られていた。興奮する植野を村田は必死に落ち着かせようとするが、五十嵐が神経を逆撫でした挙げ句の発砲だった。視聴者は、村田の病状がどうなるのか気になっていたはずだ。
ところが第8話冒頭シーンは、いきなり村田の葬儀で始まる。
この急展開に視聴者からは「嘘でしょ、村田さん亡くなってしまっただなんて…衝撃すぎる」「期待はずれな展開。上川さんが好きで観てたのに、課長がいなくなったBGなんて悲しすぎるわ」「この展開で亡くなるって、大人の事情で無理矢理って感じだよ」など、ネット上には怒りとともに悲鳴に近い悲しみの声が続々と寄せられた。中には「太腿打たれただけで死んじゃうなんて」と設定そのものに疑問を抱く声も。
テレビ誌ライターも「死因の説明を入れたほうがスッキリしたはず」という。
「医学的にいえば、田村の太腿に入った銃弾が骨に当たって砕け、その破片が血管を通って心臓に運ばれた、ということなのでしょう。ですが、死因については全く触れずじまいだったので、納得がいかなかったようです」
これまでも、事件現場の映像に多少のポカがあった今作品。せっかく視聴率を更新できた回だったのに、視聴者の失望は小さくないようだ。