4月22日に放送されたNHK大河ドラマ「西郷どん」で、渡辺謙演じる島津斉彬がドラマのラスト数秒でナレ死した。“ナレ死”とは、ナレーションによって死が語られること。これには視聴者も唖然とさせられたようだ。
「鈴木亮平演じる西郷が斉彬に、薩摩軍を率いて京に上洛する計画を進言。京での再会を誓い、『撃て!』『撃て!』と砲撃の演習で勇ましい声をあげる最中に突然のナレ死。しかもナレ死の後に『行かねばならん。西郷が待っている』と言い残して絶命する壮絶な死に様に、ネットでは〈え…?ここでナレ死?〉〈なにこの最新型のナレ死〉〈斉彬ロスになる余裕もない!!〉といったコメントが躍りました」(テレビ誌記者)
この日の視聴率は13.4%と上昇。17年ぶりの大河ドラマ出演に沸いた“世界の渡辺謙”もこれで見納めとなった。
「渡辺は、1984年『山河燃ゆ』で三船敏郎と共演。さらに主役を務めた『独眼竜政宗』では勝新太郎と共演するなど、大河ドラマでの経験を糧にスターダムを駆け上がりました。今回主演の鈴木亮平はじめ、多くのキャストに取材をしてみると、渡辺と共演できる喜びを揃って口にしています。“大河ドラマに恩返ししたい”という渡辺の願いは、充分果たされたと言えるでしょうね」(スポーツ紙デスク)
大河ドラマを終えた渡辺は、休む間もなくブロードウェイミュージカル「王様と私」のロンドン公演に向けて、イギリスへと飛び立つ。2015年ミュージカル界最高の栄誉でもあるトニー賞の主演男優賞にノミネートされた渡辺にとっては、ミュージカルの聖地ロンドン、ウエスト・エンドでの上演は夢の舞台。さらなる挑戦が待ち受けている。
しかしその前に、渡辺には解決しなければならない問題がある。
「昨年3月、『週刊文春』に報じられたジュエリーデザイナーとの不貞騒動がきっかけで、渡辺は妻で女優の南果歩と離婚協議中。その間、南が暮らす都内の5億円と言われる豪邸に帰るわけにもいかず、都内のホテルや軽井沢の別荘、さらに娘・杏と東出昌大の住まいなどを転々としていたようです。『週刊女性』が報じるところによると、離婚協議も決着が付き、離婚発表も秒読み段階と言われています」(前出・スポーツデスク)
プライベートでは苦労が絶えないが、心機一転新たな夢に挑んで欲しい。
(窪田史朗)